おしらせ
府中2000mに照準!シェイディ/天皇賞・秋
美浦 坂路 良 馬なり 49.9-36.5-計不-12.0 7歳という年齢だけで見れば、もうベテランの域といえる。しかし3歳時、4歳時に長期休養があり、重賞制覇は今年1月のAJCCが初。天皇賞・秋に出走するエアシェイディは、今が最充実期だ。 前走オールカマーは5着に終わった。しかし、陣営の目標は4勝を挙げている府中での大一番。ここでの敗戦は織り込み済みだ。 「オールカマーでは体にいくぶん余裕があったし、走りもやや重い感じだった。その後の調整は順調にきているし、そういう意味では計画どおりだね。メンバーは強力だけど、能力ではヒケをとらないと思うよ」 と、伊藤正師は前走の敗戦をまったく悲観しておらず、自信を持ってGIの舞台に愛馬を送り出す心構えだ。 トレーナーが主張するとおり、中間の気配は上昇カーブを描いている。1週前追い切りでは1本目51秒台、2本目50秒台と坂路で圧巻の動きを見せた。29日の最終追いでは1本目を流して54秒台、そして2本目では49秒9を馬なりでマーク。ケイ古駆けするタイプであることを割り引いても絶好のデキにあるのは間違いない。 一時期はマイル路線を歩んだが、【2.2.1.0】の実績を誇る芝2000mこそが本馬にとってベストの距離だ。究極の仕上がりにある伏兵馬が、狙いを済まして挑む大舞台。3週連続の波乱が起こっても、なんら不思議ではない。