おしらせ
5→2→1?トウカイトリックが3度目の正直だ!/AR共和国杯
栗東 CW 良 馬なり 83.0-67.5-53.6-39.8-12.3 現役屈指の“長距離砲”トウカイトリックが3年連続でアルゼンチン共和国杯に出走する。ここ2年、秋初戦はこのレースを始動戦に選び5、2着と好走。今年も天皇賞・春(7着)以来の出走となるが、着々と態勢を整えて狙い澄ましての参戦となる。 前走後は放牧に出て9月6日には栗東に帰厩。坂路とCWコースを併用して、十分過ぎるほどに乗り込んできた。5日の最終追い切りは3週連続で僚馬トウカイエリート(8歳オープン)を相手に、主戦の幸騎手が騎乗しCWコースで併せ馬。相手を5馬身後方に従えて道中は進み、4コーナーで外に持ち出すと小気味良いフットワークで直線を駆け抜けた。3F39秒8、ラスト1F12秒3を馬なりで記録。熱のこもった併せ馬で万全の仕上がり具合だ。 「先週は向こうを追いかけるかたちでビシッとやっているので、今日は感触を確かめる程度。指示通りの前に行って辛抱させる追い切りができたし、ラストも余裕がありましたね。休み明けでも息の入りがいいですよ」と、幸騎手は愛馬の状態の良さに満面の笑みを浮かべた。 唯一の重賞Vは東京コースで行なわれた昨年春のダイヤモンドS。昨年のこのレースも先行集団からしぶとい粘りを発揮しての2着と、コース相性は悪くない。「休み明けは苦にしないし、初戦から動ける状態ですね。東京コースも実績があるし、展開に左右されない強みもあります。あとはハンデの58キロだけかな。何とかタイトルを獲らせてあげたい」と、今年3月に開業した野中師は、トリックの2度目の重賞Vと自身の初重賞を視界にとらえていた。