おしらせ
勝負根性あり!ルシュクル/ファンタジーS
栗東 坂路 良 強め 54.1-39.5-26.7-14.0 デビュー戦では最内からのひと伸びで先行馬を差し切って新馬勝ちを収めた。前走のオープン特別すずらん賞は、直線狭くなったところからグイっと伸び、クビ差で勝利。ファンタジーSに出走するルシュクルの売りは、この勝負根性だ。 「すずらん賞は、馬込みでの我慢がきいて、直線は狭いところを抜け出してくれた。内容には満足していますよ。(前々走の)函館2歳Sでは引っかかってしまったんで、テンションが上がらないようソフトな仕上げで臨んだんですが、それでもあれだけ走ってくれるんだから能力はある。もちろん勝負根性もかなりのものだしね」 と、管理する中竹師は愛馬に信頼を置いている。 5日の最終調整は坂路での単走追い。馬場が荒れていたこともあり、時計じたいは平凡だが、テンからの行き脚には迫力があった。 「ここのところカイ食いが良く、先週今週とびっしり追えたのは収穫。前半、それも最初の100mぐらいで折り合えるかどうかにかかっているレースになる。うまく流れに乗ってほしい」と、調教を見守った中竹師は祈るような口調でコメントを締めくくった。 枠順、展開、そして折り合い面と注文はつく。しかし指揮官の願いどおり、流れがうまくハマったならばゴール前の接戦を制した前走の再現があってもおかしくない一頭だ。