おしらせ
王が勝ち取る重賞初制覇!!キングアーサー/AR共和国杯
美浦 南W 良 馬なり 70.9-54.6-40.5-12.5 先週、久しぶりに武豊騎手が重賞を制覇したことが話題になったが、なぜか今年重賞を獲得できない人物がもう1人いる。95年から13年連続でJRAの重賞Vを獲得しているリーディングトレーナーの常連、藤沢和師だ。 そんな師の偉大な記録を継続するため、同厩舎の中でも一際美しい馬体を持つキングアーサーが、今週初めて重賞の舞台へと登場する。 5日の追い切りでは、南ウッドで3歳500万下の馬と併せ、時計は目をひくほどではないにしても、力強い動きを披露した。津曲助手も 「中1週の競馬だけど、前走のダメージも少なかったし順調に来ている。東京の2500mはいい条件だし、ハンデも54キロなら満足。前走の内容も完勝だし、潜在能力を考えれば勝負になっていい」と自信をみなぎらせた。 重賞初挑戦とこのメンバーでは格下の感が否めないキングアーサー。しかし、530キロ近い馬格のイメージもあるだろうが、馬も人もレースに向けてドッシリ構えている雰囲気を感じさせている。 仏国の騎士(ペリエ)を乗せた英国の王(アーサー)が南米の一国(アルゼンチン)を制圧する。そんな出来すぎた物語を極東にある競馬場の空の下、繰り広げられる確率はそう低くはないのかもしれない。