京王杯２歳Ｓ／ゲットフルマークス百点満点の逃げ

　15日、東京で行なわれた京王杯２歳Ｓは内枠から好スタートを決めた１４番人気ゲットフルマークス（牡、美浦・岩戸厩舎）がハナを奪い、直線も後続を振り切って逃げ切り勝ちを収めた。 　スタート前、ロラパルーザがゲート内で立ち上がり、同馬とナンヨーアイドルがゲートに入れ直すトラブルがあったものの、大きな出遅れもなくスタートが切られた。三浦騎手鞍上の１番人気フィフスペトルは好位の内目から前を見るかたちで進め、直線は逃げたゲットフルマークスの内を伸びてきたが、届かず２着。３着には終始フィフスペトルの外につけていた３番人気のエイシンタイガーが入った。２番人気だったスパラートは４コーナー外から前に迫ったが、直線で伸びあぐね１０着に大敗した。配当は馬連11,210円、馬単30,020円、3連複18,150円、3連単156,340円と中波乱となった。 　ゲットフルマークスは父マイネルラヴ、母グラブという血統で梅田牧場の生産馬。父マイネルラヴはこれまで３頭の重賞ウィナーを輩出しているが、３頭ともマイネル・コスモといった岡田繁幸氏に関係した馬だったが、ゲットフルマークスのオーナーはジェイアールとなっている。 　また、管理する岩戸厩舎はこれが節目のＪＲＡ通算100勝目。ゲットフルマークスはこれが転厩初戦のレースだった。 ※結果・配当は主催者発行のものと照合してください。