おしらせ
稲妻の衝撃!イナズマアマリリスが大波乱を演出!/ファンタジーS
9日、京都競馬場で行なわれた第13回ファンタジーSは、池添騎手騎乗のブービー人気、イナズマアマリリス(牝2、栗東・松元茂)が混戦を制して重賞初制覇を果たした。クビ差の2着にワンカラット、さらにハナ差の3着にアディアフォーンが入り、1.6倍の1番人気に支持されたワイドサファイアは4着に敗れた。 レースはコウエイハートが逃げる展開も、ほぼ馬群は一団のままレースが進んだ。内枠のイナズマアマリリスは先団の内目をキープ。直線に向くと、ワンテンポ遅らせる追い出しで、先に抜け出しを図ったアディアフォーンを捕らえ、最内を急追したワンカラットを凌ぎきり先頭でゴール板を通過した。 ワイドサファイアは中団馬群の中に位置し、抜群の手応えで直線に向いた。だが、仕掛けられてから加速するまで若干反応が遅く、勝ち馬と同じ上がり(3F34秒5)を記録したものの届かなかった。 イナズマアマリリスは父スエヒロコマンダー、母イナズマラム(父ラムタラ)という血統。道営・旭川でデビューし、これが中央転厩初戦だった。また、スエヒロコマンダー産駒は現2歳が3世代目の産駒で、JRA重賞は初制覇となった。 鞍上の池添騎手はタシロスプリングで制した00年以来、2度目のファンタジーS制覇で重賞通算29勝目。管理する松元茂調教師は07年オークス(ローブデコルテ)以来の重賞勝ちで通算24勝目となった。 配当は馬連20,880円、馬単66,920円、3連複42,720円、3連単294,430円。 ※結果・配当は主催者発行のものと照合してください