おしらせ
ワイルドワンダーが万全のデキ!一発逆転狙う/ジャパンCダート
美浦 坂路 稍重 一杯 52.0-37.6-25.0-12.6 重賞3勝の実力派ワイルドワンダーが、6度目のGI挑戦で悲願の戴冠を狙っている。昨年、5歳の春にアンタレスSで重賞初制覇。その後GIでは【0.1.3.1】と、あと一歩のところでタイトルを逃している。 今年のフェブラリーSは3着と健闘も「完璧な状態で真っ向から挑戦したが、逆に力の差を見せつけられた」(久保田師)ヴァーミリアンに約4馬身差の完敗。1番人気に支持された前走の南部杯も、ブルーコンコルドに水をあけられ3着。大崩れしない反面、勝ちきれないレースが続いている。 「ここ最近は1400?1600mを主に使っていますが、1800mの重賞を勝っていますし、距離は守備範囲だと思うので心配していません。相手は強くなるし、正攻法では敵わないかもしれないので、何か策を考えなくては」と、久保田師は一発逆転の策を練っているようだ。 前走後は坂路とWコースを併用して入念に調整。3日の最終調整はいつも通り坂路2本目を単走で一杯に追われた。残り1Fで仕掛けられるとスッと反応し12秒6をマーク。馬体に太め感はなく、迫力ある動きを披露した。 「南部杯は7分程度の仕上がりだったが、今回ははるかに乗り込んで状態は本来のデキ。武蔵野Sをパスして大目標のここに備えました。期待したとおりの仕上がりですね。立ち回り次第では楽しみ。一発狙うレースをさせたい」と、師は大物食いを目論んでいる。