おしらせ
ライバルと決着の時!!オウケンブルースリ/ジャパンC
栗東 坂路 良 一杯 52.4-38.9-25.9-13.3 ディープスカイが華々しくダービーを制覇した7日後、ようやく初勝利を挙げたオウケンブルースリだったが、遅咲きの秋、見事菊の大輪を仕留めた。初対決となった神戸新聞杯では、ダービー馬の後塵を拝したが、その差はわずか0秒1差。勲章を手にし「もう一度ディープとやってみたい。雌雄を決したいね」と、音無師はリベンジに燃えている。 前走後は回復も早く、順調に乗り込まれた。1週前の19日には坂路で4F53秒1(1F13秒4)をマーク。27日の最終追い切りは坂路で僚馬エノク(古馬1000万下)と併せ、クビ差遅れてゴールしたが、攻め駆けする相手だけに気にする必要はない。テンから軽快に飛ばし、ラスト2Fはビッシリと叩き合い。馬体の張りは申し分なく、さらに上昇の見込める仕上がりだ。 「この馬場でこれだけの時計(4F52秒4)が出れば上々ですね。先週が軽かったので、今日はビッシリやっておきたかった」と手綱を取った東田助手は分析し「菊花賞時のデキにはありますね。相手は強いですが、左回りだと手前の替え方も走りの伸びも違いますよ」と、条件はピッタリと力が入っていた。 内田博騎手は、菊花賞の前から「ジャパンCは空けておきます」と宣言していたほど、本馬に惚れ込んでいた。父ジャングルポケットも3歳時にこのレースを制している。その血を受け継ぐオウケンブルースリが、ダービー馬はもちろん、古馬の一線級をも蹴散らし、最強馬に上りつめても決して驚けない。