栗東から乗り味のいい２頭

ヤマノマリンブルー（牡、栗東・長浜厩舎） 父　マンハッタンカフェ 母　ナミビア 　同厩舎の半姉に現役の準オープン馬キルシュワッサーがいる血統。「練習でレースを経験している古馬と互角に出たし、ゲートはかなり速い方だと思う。まだ追い切りではモタモタしているが、乗り味がすごくいいみたいだし、芝の実戦に行けば変わりそうな気がする」とは影山助手。姉は1200ｍがベストのスピード馬だが、父がサクラバクシンオーからマンハッタンカフェに変わって距離の融通は利きそうだ。今週、土曜阪神の芝1400ｍをルメール騎手で予定。馬体重は約520キロ。 パワールールズ（牡、栗東・平田厩舎） 父　シンボリクリスエス 母　ジャムラットサミヤ 　現状で仕上がりきっているというわけではないが、調教師の評価が高いのがこの馬。「馬格からすると460キロくらいが理想体重だと思うので、現状ではまだちょっと太いね。その分、調教でも動けていないが、乗り味は抜群にいい馬なんだ」と平田師。デビューまで今週、来週と追い切りをしていき、この後動きが変わってくるようなら初戦から注目が必要だろう。デビュー予定は中京初日の芝2000ｍで鞍上は荻野琢騎手。馬体重は約480キロ。 　なお、新馬を圧勝して今週のポインセチア賞で２勝目を狙っていた同厩のケイアイガーベラは一旦放牧へ出して来年に備える予定。「先週の追い切り後にソエが出てしまって、今は無理できない。残念だけど仕方がないね」と平田師は話していた。