おしらせ
Sメガワンダーが“自分の庭”で確実に賞金加算!!/鳴尾記念
栗東 坂路 良 一杯 53.2-38.9-25.8-13.3 GIに挑むこと6回。その厚い壁に阻まれているサクラメガワンダーが、確勝を期して鳴尾記念に出走する。前走の天皇賞・秋も6着に終わったが、レコード決着のハイレベルな一戦で、勝ち馬から0秒3差。自身の走破時計も従来のレコードを更新しており、不得手な遠征競馬でここまで走れたのは収穫だった。 すでに一昨年の当レースを制しているが、その後勝ち星は昨年のオープン特別(カシオペアS)1勝のみ。GIで好走できる能力を持っているが、出走順位は常にボーダーライン上にいる。「まだ先の話ですが、来年の宝塚記念を目標にしています。そのためには確実に賞金を加算しておかないと」と、友道師が話すように、手薄なGIIIに全力投球の構えだ。 3日の最終追い切りは福永騎手が跨り、坂路を単走で行われた。天皇賞の疲れを感じさせない力強い動きを見せ、時計のかかる馬場で53秒2をマーク。ラスト1Fをビシッと追われたが、最後まで軽やかなフットワークは好調をうかがわせる。 「予定通りです。馬場が重かったので無理はしませんでした。いい動きでしたね」と、福永騎手が好感触を伝えれば、友道師も「休み明け3戦目が一番走るタイプ。阪神の外回り1800mはベストの条件ですし、結果を出したい」と、力強く語っていた。 全5勝はすべて地元関西圏でのもの。来年飛躍の年にするために、“自分の庭”で取りこぼすわけにはいかない。