ダート１２００ｍに最後の望みを！スリーアベニュー／カペラＳ

栗東　Ｂコース　稍重　一杯　77.4-62.6-48.8-36.4-11.4 　０７年のガーネットＳで、初重賞挑戦ながら後方一気の末脚で制覇したスリーアベニュー。芝の高松宮記念、ダート１４００ｍのギャラクシーＳは１７、４着に敗れたが、連覇を狙った今年１月のガーネットＳでは、得意のダート１２００ｍでしっかり２着に追い込んで来た。その後不運にも爪を痛め凡走が続いたが、久々のダート１２００ｍに戻ればまだ一変の余地は残されている。 　１０日の追い切りはＢコースで一杯に追われ、６ハロン７７秒４の好タイムをマーク。調教駆けする馬だけに過信は出来ないが、爪の不安を全く感じさせない好調教だったといえる。 小野師は「ダート１２００ｍで変わって欲しいよ。ムラな面があるから、走る気を全面に出してくれればいいね」と、控え目ながらも含みを持たせるような表情を浮かべた。 今年のガーネットＳまで、ダート１２００ｍは１３戦６勝２着６回３着１回とほぼパーフェクトの成績を残してきたスリーアベニュー。その後は爪の不安もありダート１２００ｍ戦でも崩れたが、不安がなくなった今なら近走度外視で狙ってみたい一頭だといえるだろう。