おしらせ
ここも圧“逃”! スーニ/全日本2歳優駿(川崎)
2歳ダート馬の頂点を決定する全日本2歳優駿(交流GI・ダ1600m)が17日、川崎競馬場で開催される。デビューから無敗の3戦3勝、積極的な先行策で圧倒的な強さを見せてきたJRA所属馬スーニ(牡2、栗東・吉田直)が人気の中心となりそうだ。 京都競馬場でのデビュー戦は、ゲートでつまづく不利がありながらあっさり挽回しての7馬身差の逃げ切り勝ち。続く東京での500万下戦、そして交流GIIの兵庫ジュニアグランプリ(園田)といずれも先手からの圧勝を収めている。勝ちっぷりだけでも大きく評価されていいが、距離・コースを問わずに自分の競馬をこなしてみせるのも本馬の大きな強みといえよう。 「いまのところ、この世代でダートでこの馬と渡り合える存在はいないでしょう。レースごとに課題を与えるように違った環境でやらせてきたけど難なくクリアしていますし、距離が延びるのも問題ない」 と、担当の高島助手はライバル不在を高らかに宣言する。 「年明けにはドバイへの遠征も視野にある」(陣営)という本馬。ここは取りこぼせない一戦と位置づけて挑む構えだ。 過去10年で7勝とJRA勢が優勢なこのレースだが、06年にフリオーソでこのレースを制した船橋の名伯楽・川島正行師が今回送り込むのがナイキハイグレード(牡2、船橋・川島正)だ。前走のオープン特別・ハイセイコー記念(大井)では持ったままの手応えで好位から直線突き抜け、レースセンスの高さを感じさせる勝ち方を見せた。13日に船橋競馬場で行われた追い切りでは、余力を残したまま古馬を千切る抜群の動きを披露。「鞍上の指示にスッと反応できるのがいいね。メンバーは揃っているようだけど、フリオーソの時より手応えはあるよ」と、川島師は打倒スーニを大きくアピールした。 スーニが逃げ切ってしまうか、それともスーニを目標にしつつレースを進められるナイキハイグレードが差し切るか。注目のレースは17日(水)、15時40分発走となる。 ★その他のニュース、レース回顧など最新情報はこちらでチェック! ★全日本2歳優駿にはリスペクトキャットで三浦皇成騎手も騎乗! 公式ブログ「皇成?aim at top?」で意気込みを確認! ★その他現役JRA騎手・関係者のホンネが読める「ブログ王国」もお見逃しなく!