マツリダゴッホが王者の貫禄／有馬記念１週前追い切り

　１７日、暮れの大一番有馬記念に向けての１週前追い切りが、美浦・栗東両トレセンで行われた。各馬の調教の様子をリポートする。 【美浦】 マツリダゴッホ 美浦　南Ｄ　良　馬なり 81.5-65.6-51.7-38.3-12.4 　蛯名騎手が騎乗し馬なりで単走。折り合いはスムーズで、前半から気合も乗ってグイグイと加速。独特の大きなストライドで末脚を伸ばし、迫力満点。王者らしく貫禄十分の走りを見せた。 「時計がかかる馬場だったようで、予定よりタイムは遅かった。中間は前走の反動もなく絶好調ですよ。自分の競馬ができれば」（国枝師） スクリーンヒーロー 美浦　南ポリ　良　馬なり 56.0-41.9-12.8 　僚馬ヘロン（２歳新馬）と併せ馬。１馬身追いかけて、直線では内に馬体を合わせて併入した。セーブ気味の内容だったが、時計以上にスピード感があり、フットワークも軽やか。激走の疲れは感じられない。 「予定通りの内容。体はできているので、来週も強い稽古は必要ないですね。いい状態で出走できるんじゃないかな」（鹿戸雄師） エアシェイディ 美浦　坂路　稍重　強め 50.2-36.8-12.3 　３頭併せで行われ、ゴール前強めに追われた。内リバティープリントに１馬身先着、中トレノパズルに半馬身遅れる内容。この馬なりに好調をキープしている。 【栗東】 メイショウサムソン 栗東　坂路　重　馬なり 53.3-39.1-13.1 　単走で坂路を２本駆け上がり、ラスト２Ｆで仕掛けられて脚を伸ばした。水分を含んだ重い馬場でも力強い脚取り。余裕残しの内容だったが、気合いが入ってきた。 「無理せず、流しただけの内容です。力のいる馬場でこの時計なら十分でしょう。いい感じで仕上がってきています」（丸山助手） ドリームジャーニー 栗東　ＤＷ　重　馬なり 86.8-70.6-55.3-41.0-12.0 　上がり重点の稽古。池添騎手が騎乗し、スムーズな加速で脚を伸ばすと、ラスト１Ｆ１２秒０をマーク。キビキビとした動きで、調子落ちは感じられない。 カワカミプリンセス 栗東　ＤＷ　重　強め 81.0-65.9-51.6-38.5-12.5 　美浦から横山典騎手が駆けつけ騎乗。６Ｆからいいペースで進み、終い軽く気合いをつけられた。中間の乗り込み量も十分で元気いっぱい。 「今までの追い切りで一番うまく乗れたよ。冬毛が出ているけど、乗った感じは悪くないね。リズムよく走っている」（横山典騎手） ★その他のニュース、追い切り速報など最新情報はこちらでチェック！