今週も抽選突破の馬に注目！サンカルロ／朝日杯ＦＳ

美浦　坂路　良　馬なり 55.4-38.2-24.9-12.3 　先週の阪神ＪＦは、抽選をくぐり抜けて出走にこぎつけた１勝馬のブエナビスタが快勝した。昨年も１勝馬の身で抽選を突破したトールポピー（阪神ＪＦ）とゴスホークケン（朝日杯ＦＳ）が戴冠。２歳ＧＩは抽選馬がトレンドになりつつある。 　今年の朝日杯も１勝馬の登録が１８頭に対し、出走枠はわずかに５頭（１７日現在）。非常に狭き門だが、この１勝馬の中で魅惑の存在として注目したいのが、シンボリクリスエス産駒のサンカルロだ。 　１０月に東京芝1600ｍでデビュー勝ちすると、キャリア１戦で挑んだ前走の東スポ杯では、引っ掛かり気味で若さを覗かせるも、直線は末脚を伸ばして勝ち馬と０秒２差の３着。まだ２戦目だったことを思えば、能力の一端を垣間見せた。 　中間は坂路で入念に調整。１７日の最終追い切りも坂路で僚馬エターナルレイズ（２歳未勝利）と併せ馬で行われた。半馬身ほど遅れてのゴールだったが、調教駆けするパートナーを相手に５馬身ほど追いかけたもので、特に問題はなさそう。フットワークは滑らかで、リズミカルな脚さばきは好調そのものだ。 「折り合い面に課題があるので、１Ｆ短縮はプラス材料。もともと期待の大きい馬だったし、母系の影響もあってか、シンボリクリスエス産駒にしては短めの距離に適性がありそう。先週除外されたし（阪神ＪＦのマイティースルー）、今週にツキが残っていればいいね」と、大久保洋師は抽選突破を願っている。飛び抜けた存在のいない混戦模様だけに、無事に抽選をクリアできれば怖い存在になりそうな１頭だ。 ★その他のニュース、追い切り速報など最新情報はこちらでチェック！