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【東京大賞典】王者ヴァーミリアンvs復活カネヒキリ

 年末名物の大一番、地方競馬最大の祭典レース・東京大賞典(交流GI・ダ2000m)が明日29日に大井競馬場で開催される。昨年このレースの覇者ヴァーミリアン(牡6、栗東・石坂)、屈腱炎による2年以上の休養がありながらジャパンCダートで復活勝利を収めたカネヒキリ(牡6、栗東・角居)、本年ジャパンダートダービーの覇者サクセスブロッケン(牡3、栗東・藤原英)など好メンバーが揃った一戦となった。  ヴァーミリアンの前走ジャパンCダートは3着。国内での連勝は7で止まってしまったが、接触による不利があってのもの。力負けではなかった。 「2回も不利があったぶん、最後に差が出た。あれではさすがに勝てないよ。調子は良かっただけに勿体ないレースだった。中間も問題なくきているし、遠征も問題なし。まともなら勝ち負け」と、石坂師は愛馬への信頼を力強く語った。  25日、栗東での追い切りでは坂路4F54秒5(強め)をマークした。時計が平凡なのは通常どおり、道中仕掛けられての反応は鋭く状態面ではまったく問題ないだろう。今回、主戦の武豊騎手に手綱が戻るのも心強い材料だ。  不治の病とされる屈腱炎から2年4カ月ぶりの復帰を果たし、国内最高峰のダートレース・ジャパンCダートで勝利を収めたのがカネヒキリ。激走のあとも脚元に不安なく、ここへ駒を進めてきた。 「JCダートは鞍上が上手に乗ってくれた。脚元はしっかりケアできており問題はない。状態でいえばさらに良くなっている感じなんだ」と、担当する清山助手は気配の上昇ぶりに大きな手応えを感じている様子。最終追い切りでも余力を残したまま併走馬に先着する上々の動きを見せ、完調をアピールした。鞍上は地方競馬の短期免許を取得したルメール騎手が引き続き務める。魔術師の手綱が不死鳥をGI連勝へと導くか。  6歳強豪2頭の実績が目立つが、3歳チャンピオンのサクセスブロッケンも勝機をうかがう1頭。JCダートは外国馬ティンカップチャリスとの逃げ争いが響き直線で失速したが、前々走JBCクラシックでは勝ったヴァーミリアンにクビ差と肉薄している。CWコースでの最終追い切りでは終い1F11秒5の末脚を繰り出しており、気配は上々だ。  強力なJRA勢がどうしても目立つが、地方競馬最大のレースだけに地方馬も意地を見せたいところ。フリオーソ(牡4、船場・川島正)はジャパンダートダービー、帝王賞と大井2000mで行われた交流GI2勝の実績が光る。ここまで6連勝中、初の重賞挑戦がこのレースとなる上がり馬ブルーホーク(牡4、大井・月岡健)も勢いに乗り上位進出を狙う。ブルーホークの伯父は無敗の11連勝記録を残しながらレース中に故障・予後不良となった悲劇の名馬ツキノイチバン。地方とJRAの交流が活発化する前にこの世を去った伯父の無念を強豪相手に晴らしたい。 ★その他のニュース、レース回顧など最新情報もチェックだ!カネヒキリに騎乗するルメール騎の対談などジョッキー、関係者のナマ声盛りだくさん!「インタビュー王国」

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