500万下特別戦で注目の２頭

サイオン（牡、美浦・堀） 父　クロフネ 母　フサイチエアデール 土曜中山500万下特別・黒竹賞（ダ1800ｍ）に出走するサイオン。デビュー戦の前走は後方待機から馬群を鋭く抜け出す内容で、クビ差という着差以上に強さを見せた。 「前走はまだ仕上がり途上だったけど、根性があるところを見せてくれましたね。脚元に気になるところがあってダート戦から使い始めたけど、特に異常が出なくて良かった。今回は前々からのレースで、と考えています」と、堀師は意気込んでいる。 スタッドジェルラン（牡、栗東・安田隆） 父　キングカメハメハ 母　タイトーク こちらは土曜京都の特別戦・飛梅賞（ダ1800ｍ）に出走。デビュー戦では後方から鋭く伸び、今回同レースに出走するカノンコードに０秒２差の２着。そして２戦目の未勝利戦では逃げ切っての圧勝劇を見せており、その素質の非凡さは計り知れないものがある。 「掛かった馬につつかれ、こっちも怒ってしまって暴走気味に。それでも最後は抑える余裕まであったから、相当走るよ」 とは前走後、鞍上武幸騎手のコメント。ひと息入ったが、ここへ向けての調整は順調。デビュー戦の雪辱を晴らすチャンス到来だ。