GI2勝サートゥルナーリアが引退　社台スタリオンステーションで種牡馬入り

2019年の皐月賞、20018年のホープフルSを制しGI2勝を挙げたサートゥルナーリア（牡5、栗東・角居）が、近日中に競走馬登録を抹消し、北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りすることがわかった。同馬を所有するキャロットクラブが公式HPで発表したもの。

同馬は2018年6月に阪神競馬場でデビュー。同年12月のホープフルSに優勝し3連勝でGIタイトルを獲得。3歳初戦の皐月賞はホープフルS以来となる異例のぶっつけローテとなったが、3頭大接戦から抜け出し、GI2勝目を挙げた。2019年は最優秀3歳牡馬に選出された。4歳時は3月の金鯱賞1着と上々のスタートを切るも、6月の宝塚記念では2秒1差の4着に敗退。秋は態勢が整わず天皇賞・秋の出走を断念するとジャパンCも左飛節の不安から回避していた。

その後放牧に出され、左飛節は良化してきたものの、左背中の筋肉が顕著に落ち込んでしまったことが判明。関係者の協議の末引退が決まった。

▽【サートゥルナーリア】
父ロードカナロア
母シーザリオ
母父スペシャルウィーク
通算12戦6勝

《重賞勝鞍》
2019年　皐月賞（GI）
2018年　ホープフルS（GI）
2020年　金鯱賞（GII）
2019年　神戸新聞杯（GII）
（Text:Ito）

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