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【今週の重賞】[日経新春杯]復調気配ヴェロックス 初重賞獲りへ[京成杯]グラティアス 素材は一級品[愛知杯]シゲルピンクダイヤ 好走前走と同じ舞台

■1月17日、中京競馬場で日経新春杯(GII、芝2200m)が行われる。

ヴェロックス(牡5、栗東・中内田)は2019年の皐月賞2着、日本ダービー3着、菊花賞3着。実力は折り紙付きだ。2020年初戦の小倉大賞典がよもやの9着と不可解な敗戦に終わったが、小回りコースで力んだのとクラシック皆勤参戦の疲れがあったか。9カ月半の休養を挟んだ前走・中日新聞杯が3着。1番人気には応えられなかったものの、いい末脚を繰り出して復調気配はアピールできていたし、やはり広いコースが良さそうだ。中3週で使えるあたり状態は問題なさそうで、引き続き中京で走れるのも後押し材料。ハンデ57キロは許容範囲で、初重賞Vのチャンス到来だ。年末の坂路追い、年明けのコース追いと素軽さ満点の動きを見せており9カ月半ぶりを使われた反動は感じられない。順調そのもの。

アドマイヤビルゴ(牡4、栗東・友道)は、京都新聞杯4着後に休養に入り復帰戦だった昨年9月の準オープンを快勝。菊花賞はパスして再び放牧に出され、2カ月半ぶりのアンドロメダSでも勝利を収めた。クラシック出走で無理をさせず、成長優先で“名より実”を選択した臨戦過程に好感が持てる。中京芝2200mは2走前に快勝した舞台でコース適性は問題なし。ハンデはヴェロックスより1キロ軽い56キロに収まっており、勝ち負けの競馬に期待して良さそうだ。短期放牧を挟み、坂路とコースを併用して強い負荷を再三掛けられている。華奢なタイプだが、多少なりとも逞しさが出てきたか攻めを強化されているのはいい傾向。先週はピタッと折り合ってから、仕掛けられたラストで鋭く反応。ほぼ万全の状態。

ほか、昨年の金鯱賞で3着があるダイワキャグニー(セ7、美浦・菊沢)、毎日王冠3着などオープン昇級後も崩れず走れているサンレイポケット(牡6、栗東・高橋忠)、昨年3月のすみれSでアリストテレスを破り勝利したレクセランス(牡4、栗東・池添学)、長期休養明けからの復帰後本調子を取り戻しつつあるクラージュゲリエ(牡5、栗東・池江)、7着に終わった中日新聞杯から巻き返したいサトノソルタス(牡6、美浦・堀)らも上位進出を狙う。

■1月17日、中山競馬場で京成杯(GIII、芝2000m)が行われる。

グラティアス(牡3、美浦・加藤征)は、阪神JF勝ち、桜花賞2着などがあるレシステンシアの半弟。昨年10月、東京芝2000mの新馬戦では楽にハナへ立つと、直線ではいったん前に出られる場面があったが満を持して追い出されるとあっさり突き抜け楽勝した。超スローだったのでさすがに時計は遅いが、血統背景からの期待を裏切らず、センスと脚力は間違いなく一級品。3カ月ぶりかつ1戦1勝の立場で臨む重賞初挑戦となるが、主役視されそうだ。12月中旬から入念過ぎるほどに乗り込まれており、先週の併せ馬では余力を残して好タイムをマーク。久々を感じさせない好気配にある。

ほか、勝ち上がった前走が8馬身差圧勝で時計もホープフルSに0秒2差と優秀な内容だったタイムトゥヘヴン(牡3、美浦・戸田)、前走・東スポ杯2歳でダノンザキッドに0秒4差4着だったプラチナトレジャー(牡3、美浦・国枝)、阪神芝2000mの新馬戦で好位から抜け出し3馬身差Vを収めたタイソウ(牡3、栗東・西園)らにも注目だ。

■1月16日、中京競馬場で愛知杯(GIII、芝2000m)が行われる。

シゲルピンクダイヤ(牝5、栗東・渡辺)は3歳時に桜花賞2着、秋華賞3着の実績。その後マイル前後の重賞戦線で古馬と戦い、勝ち切れていなかったが前走の中日新聞杯でクビ差2着に入った。現状は流れに乗りやすい2000mあたりがいいのかもしれない。引き続き同じ中京芝2000mで走れるし、斤量も据え置きの54キロ。ここで待望の重賞初Vを狙う。この中間はいつも通り渡辺師が付きっ切りで稽古を付け、6日のコース追いでは外を大きく回って豪快な追走先着を披露。一連の好調キープだろう。

ほか、GII・オールカマー勝ちがある分ハンデ頭の斤量56キロとなったものの力は確かなセンテリュオ(牝6、栗東・高野)、オークス5着、秋華賞で2着だったマジックキャッスル(牝4、美浦・国枝)、久々だった前走・ディセンバーS(2着)を使われ気配上昇が見込めるサトノダムゼル(牝5、美浦・堀)らにも注目だ。

(Text:Nishimura)

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