おしらせ
女傑ダイワスカーレットが現役引退…華麗にターフを去りぬ
浅屈腱炎を発症し、出走を予定していたフェブラリーS(GI・ダ1600m)を回避したダイワスカーレット(牝5、栗東・松田国)が、18日付で競走馬登録を抹消するとJRAより発表された。今後は北海道千歳市の社台ファームで繁殖馬となり、チチカステナンゴとの交配が予定されている。 本馬は06年11月京都の新馬戦でデビュー。チューリップ賞2着から挑んだ桜花賞でウオッカを破りGI初制覇を果たすと、オークスこそ回避したものの、秋は秋華賞、エリザベス女王杯を連勝。3歳牝馬ながら挑んだ有馬記念はマツリダゴッホに敗れたが、歴戦の古馬相手に堂々の走りで2着に入った。 4歳となった昨年は順調にレースを使えなかったが、産経大阪杯1着以来の出走となった天皇賞(秋)で、ウオッカとの壮絶な一戦を演じ、わずか2cmの差で2着。続く有馬記念では堂々の1番人気に支持され、他馬を寄せつけることなく完勝、37年ぶりとなる牝馬による有馬記念制覇となった。 今年はドバイワールドカップを目指し、フェブラリーSから始動する予定だったが、1週前追い切り直後の今月12日に脚部不安を発症。16日、大城敬三オーナーと生産者の吉田照哉社台ファーム代表との会談の結果、現役を引退することが決まった。通算成績は12戦8勝、重賞は桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯、有馬記念、ローズS、産経大阪杯の6勝。生涯獲得賞金は7億8668万5000円。 大城敬三オーナーの話 「引退という結果になり、大変残念に思います。今後は、2世がまたターフで活躍することを期待しています」 松田国英調教師の話 「これだけの馬ですから、引退することになったのは本当に残念。ダイワスカーレットの子供たちが楽しみです」 ※関連情報 ★ダイワスカーレット、浅屈腱炎でドバイWCも断念 ★ダイワスカーレット、フェブラリーS回避へ ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェックだ! ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載! 史上最強のブログ王国も要チェックです!