おしらせ
スカーレットの分も…。モンテ重賞初制覇!/ダイヤモンドS
15日、東京競馬場で行われた第59回ダイヤモンドS(GIII・芝3400m)は、準オープンの身ながら格上挑戦に臨んだモンテクリスエス(牡4、栗東・松田国)が、後方追走から直線で鮮やかに抜け出し、重賞初制覇を飾った。勝ちタイム3分29秒4はこのコースのレコード。 レースはドリームフライトが淀みないペースで引っ張るが、途中から我慢が効かなくなった1番人気のフローテーションがハナに立ってしまう展開に。そのまま速いペースでフローテーションが後続を突き放したが、4角で手応えが怪しくなり早々に脱落。 直線では馬場の外めを抜け出した12番人気のブレーヴハートがいったん先頭に立つが、さらにその外からモンテクリスエスが強襲。同馬は水曜にダイワスカーレットと併せ馬を行っていたが、無念の離脱となった僚友が乗り移ったかのような末脚を見せ快勝。1度進路が狭くなる不利がありながらも、落ち着いて外に出した北村宏騎手のファインプレーでもあった。左前腕部を骨折した際に埋め込んだプレートの除去手術のため休養していた同騎手だが、復帰初週に嬉しい快気祝い。 なおブレーヴハートが2着。3着にも伏兵のスノークラッシャーが入線し、配当は馬連14,890円、馬単26,950円、3連複48,790円、3連単307,420円の大波乱。1番人気のフローテーションは12着に敗れた。また1着?3着までは全て53キロ以下の軽量馬が占めた。 松田国師がデビュー時に「ブラックシェルと同じぐらい期待している」と評していたのがモンテクリスエス。体に緩いところが残っており、なかなか出世できないでいたが、ようやく素質を開花させた。北村宏騎手が「まだまだ遊んでいる感じ。最後も余裕があった」とレース後に話したように、まだまだ上積みが見込めそうな逸材。目指す先は天皇賞になるのか。今後とも目が離せない1頭になりそうだ。 ※結果、配当は主催者発行のものと照合してください。 ※関連情報 ★きさらぎ賞の回顧など、その他のニュースも要チェック! ★騎手・競馬関係者ブログが満載!「ブログ王国」はこちら ★本音BBSでは、インテリとマムシ記者が共にモンテクリスエスを推奨!