おしらせ
【エンプレス杯】ユキチャン…“ミユキチャン”に一矢報いたい!
明日25日、川崎競馬場で古馬牝馬限定の重賞・第55回エンプレス杯(交流GII・ダ2100m)が開催される。昨年12月のクイーン賞(船橋)、今年1月のTCK女王盃(大井)と牝馬重賞を連勝しているヤマトマリオン(牝6、栗東・安達)が中心の一戦となりそう。しかしヤマトマリオンが勝った重賞でそれぞれ僅差の2着と悔しい思いをしてきたユキチャン(牝4、美浦・後藤)も、昨年圧勝した関東オークスと同じ舞台とあってヤマトマリオンに一矢報いるべく意気込んでいる。 エスポワールシチーとバンブーエール、昨年急成長した砂猛者を擁する「ダート王国」安達厩舎だがヤマトマリオンもその屋台骨を背負う1頭。13番人気という低評価を覆して優勝した昨年5月の東海Sで“覚醒”を果たしたかのように、以降の地方交流重賞では【2.1.2.2】と堅実な走りを見せている。牝馬相手には負けナシだ。 「帝王賞(昨年6月 10着)が案外だったのでコース的にどうかな、と思っていたけど前走(TCK女王盃)では強い内容を見せてくれました。左回りは向いているし、ここでも当然期待したい」 と、安達師は牝馬重賞3連勝に向け視界良好をアピールした。20日の最終追い切りでは余力十分のまま栗東Bコースで終い11秒5の伸び脚を披露。昨年5月から休みなく走っているが、疲れた様子はなく依然好調をキープしているのは間違いなさそう。鞍上は引き続き幸騎手が務める。“ミユキチャン”がユキチャンを返り討ちに切って落とすか。 今回と同条件、川崎ダート2100mの関東オークス(昨年6月)で2着に8馬身差の圧勝劇を見せたのがユキチャン。白毛馬ユキチャンがカクテルライトに照らされたなか、直線で独走する姿を脳裏に焼き付けているファンは少なくないだろう。 「前走はトモが滑ってしまって出負けしたうえに、手前を変えないまま直線に入った。左回りならスムーズな競馬ができるはず、重賞を勝った舞台で“三度目の正直”といきたいね」 と、管理する橋本厩務員は得意のコースでの「打倒ヤマトマリオン」に燃えている。中間は順調に乗り込まれ、21日の最終追い切りでも素軽い動きを披露し状態面では問題なし。22日のダートGI・ファブラリーSでは4歳馬がワン・ツーを果たし世代交代の狼煙を挙げた。牝馬ダート戦線でも、4歳馬ユキチャンが世代交代劇を見せることができるか。 昨年このレース2着のニシノナースコール(牝7、美浦・尾形)はこれが引退レース。引退を控えてはいるが馬そのものは元気一杯で、22日の追い切りでは坂路4F51秒6(馬なり)と絶好調をアピールした。本馬の過去の6勝は全て左回りコースで挙げたもの。有終の美を重賞初制覇で飾っても驚けない条件は揃っている。 ※関連情報 ★その他のニュース、レース回顧など最新情報もチェックだ! ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載! ブログ王国を見逃すな!