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【今週の重賞】[AJCC]アリストテレス ここで初タイトルだ [東海S]インティ 得意のコースで貫禄示す

■1月24日、中山競馬場でAJCC(GII、芝2200m)が行われる。

昨年春シーズンは若駒Sで2着、すみれSで2着に終わりクラシック本番に進めなかったアリストテレス(牡4、栗東・音無)だが、休養を挟んで1勝クラス、2勝クラスと連勝。そして勇躍挑んだ菊花賞ではコントレイルの3冠阻止まであとわずか、のクビ差2着にまで迫った。充実ぶり著しく、今後芝中長距離路線の中心となってきそうな好素材だ。距離ベストと思えるここで、まずは初タイトルを掴んでおきたい。放牧明けの稽古本数はやや物足りない感もあるが、徐々に動きの機敏さが戻ってきている。先週はC.ルメール騎手が騎乗し、中間初めてのコース追い。ややズブく目標とした馬を捉えきれなかったが、見せていた気迫はまずまず。今週のひと追いで走れる態勢は整ってくるだろう。

サトノフラッグ(牡4、美浦・国枝)は昨年3月、初重賞挑戦だった弥生賞で“父ディープばりの”と評された豪快なまくり上げから勝利を掴んだ。皐月賞5着、日本ダービー11着と春の本番では疲れもあったか、力を発揮できなかったが秋はセントライト記念で2着、菊花賞3着と巻き返してみせた。使い込むよりはフレッシュなほうが走れるタイプだし、弥生賞勝ちにセントライト記念2着がありコース適性は申し分ない。勝ち負けの競馬となりそう。帰厩後馬なりオンリーの調整が続くがこの馬はこれで気持ちを作るタイプ。本数は入念過ぎるほどで、先週の3頭併せで相手2頭を問題にしない動きを見せた。ほぼ仕上がっており、今週は微調整程度で大丈夫だろう。

ほか、昨年の日本ダービー3着馬ヴェルトライゼンデ(牡4、栗東・池江)、フローラSを勝ちオークスでは2着だったウインマリリン(牝4、美浦・手塚)、昨年このレースで3着だったラストドラフト(牡5、美浦・戸田)、半年の休養明けを1回使われ上昇見込めるモズベッロ(牡5、栗東・森田)、昨年このレース2着、オールカマー3着と舞台巧者のステイフーリッシュ(牡6、栗東・矢作)らも上位進出を狙う。

■1月24日、中京競馬場で東海S(GII、ダ1800m)が行われる。

インティ(牡7、栗東・野中)は、2019年にこのレースで勝利、昨年は3着。むろん地力も申し分なく2019年にはフェブラリーSを勝ち、チャンピオンズCでは2019年、2020年と連続3着に入っている。逃げ馬ゆえの宿命で絡まれての乱ペースで大きく着順を落とすケースもままあるが、得意のコースで今回の相手関係ならばまず走破圏内に入ってくるはずだ。中間は坂路で息を整えられ、1週前はコースでスピード感のある動きを見せた。強い負荷はなくとも前向きさが出てきており、前走と同様かそれよりいい状況かもしれない。

ほか、目下リステッド競走2連勝と勢いに乗るオーヴェルニュ(牡5、栗東・西村)、2019年レパードS以来の勝利だった前走・ブラジルCが好内容だったハヤヤッコ(牡5、美浦・国枝)、オープン昇級後崩れず走れているダノンスプレンダー(牡5、栗東・安田隆)らにも注目だ。

(Text:Nishimura)

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