ロジ＆リーチに待った！アンライバルドが皐月へ名乗り／スプリングＳ

　２２日、中山競馬場で行われた第５８回スプリングＳ（ＧII・芝1800m）は、単勝２.３倍の断然人気に推されたアンライバルド（牡３、栗東・友道）が、中団追走から４角では早くも先行集団にとりつき、内から伸びたレッドスパーダを振り切って快勝。着差以上に危なげない勝ち方で、皐月賞へ向け視界は良好だ。このレースは父ネオユニヴァースも制しており、初年度産駒から父仔制覇となった。 　これで岩田騎手とのコンビでは３戦３勝。京都２歳Ｓではイレ込んで３着に敗れているだけに、初めての輸送が心配されたが難なく課題をクリア。やや行きたがる面も見せたが、向正面に入ると馬込みで折り合いが付いた。直線の坂でも力強い脚取りを見せ“平坦の京都でしか勝ち星がない”という周囲の雑音もかき消してみせた。 　岩田騎手は「やっぱり走りますね」と満面の笑み。管理する友道師は「落ち着いていたし、課題はすべてクリアできた。これで２強に割って入れるかな。あとは本番までテンションを上げずに調整したい」と、皐月賞への意気込みを語った。 　待ち受けるのは、４戦４勝の弥生賞勝ち馬・ロジユニヴァース。そして新馬戦で一度下しているリーチザクラウン。この勝利で２強に待ったをかけたが、皐月賞本番では、その名の通り“アンライバルド”（ライバルはもういない）と周囲にいわしめるような走りを期待したい。そしてその先は、兄フサイチコンコルドに続くダービー制覇だ！ ※詳しいレース結果はコチラ ※関連情報 ★その他のニュース、阪神大賞典の速報など最新情報 ★坂井千明がレッドスパーダに敢然と◎【ケイバdeブレイク】予想サイトも必見！ ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載！