【中山グランドジャンプ】強力ライバル不在！キングジョイに勝機

　今週土曜日中山競馬場で開催されるのが、中山グランドジャンプ（ジャンプＧI・芝4100ｍ）だ。昨年暮れのジャンプＧI・中山大障害を制したキングジョイ（牡７、栗東・増本）１強ムードが漂う。 　昨年の中山大障害でメルシーエイタイムやマルカラスカルといったＧI馬を退け、初ＧI勝ちを収めたキングジョイ。メルシー、ラスカル不在となる今回はＧI連覇の期待が大きくかかる。前走の阪神スプリングジャンプでは落鉄の影響などもあり４着に終わっているが、休み明けを叩かれ順調に気配は上昇。８日の１週前追い切りではムチも入るハードなケイ古を消化し、闘争心のスイッチに点火は完了。最終追いはＣＷコースで馬なりのまま終い１Ｆ１２秒３と脚を伸ばし、好調さをアピールした。 「前走はリズムが悪い競馬で落鉄もあった。中山は得意なコースなので巻き返したい」と、増本師は【1.1.1.0】と、相性のいい中山での逆襲に意気込んでいる。 　阪神スプリングジャンプで９番人気の低評価を覆す勝利を飾ったトーワヒヨシマル（牡４、栗東・佐山）が相手候補の１頭。前走からの好調は維持しており、一気のＧI制覇を目論んでいる。最終追い切りは栗東障害コースで足慣らし程度の調整だったが、重い馬場のなかしっかり脚を伸ばした。「相手なりに堅実に走るタイプ。スタミナもあるし距離延長は問題ないですよ。状態もいいし、どこまでやれるか楽しみ」と、担当する田中助手は笑顔でコメントしていた。 　０６年に障害レースを６連勝。その後、屈腱炎のため約２年の休養があったスプリングゲント（牡９、栗東・野村）は障害復帰戦となった昨年暮れの中山大障害で４着、阪神スプリングジャンプで２着と着実に調子を上げてきており、ここでも上位進出を狙う。中間はＣＷコースで入念に乗り込まれており、態勢は十分。「体が絞れてきており、前走以上のデキで出せそう。暮れの中山のほうが上手に飛んでいたので、期待したい」と、野村師は古豪復活に賭けている。 ★マイラーズＣ、そしてＧI皐月賞など重賞のデータ予想、全馬追い切り速報など充実のレース情報はこちら ★キングジョイに騎乗する“ズン坊”こと高田潤騎手も度々登場！藤田伸二公式ブログ「藤田伸二の男道」はこちら ★その他騎手・競馬関係者ブログが満載の「ブログ王国」はこちら ★気になるあの馬の能力順位は？　究極の予想数値「指数Ｘ」は枠順確定後に無料公開開始！