おしらせ
【今週の重賞】[京都記念]ラヴズオンリーユー 得意阪神なら勝ち負け [共同通信杯]ステラヴェローチェ 基礎能力が高い[クイーンC]ククナ 牝馬同士なら
■2月14日、阪神競馬場で京都記念(GII、芝2200m)が行われる。
ラヴズオンリーユー(牝5、栗東・矢作)は、無傷4連勝で2019年のオークスを制覇した素質馬。その後順調さを欠いたこともあり勝ち切れていないが、昨年秋のエリザベス女王杯が0秒1差の3着で復調気配は感じさせている。昨年秋に3戦消化、そしてこの時期に使えており体調面の不安はもう払拭されたと見るべきだろう。忘れな草賞圧勝、本調子になかった鳴尾記念で僅差2着、そして昨年エリザベス女王杯で好走と阪神コースは得意中の得意。走りやすい開幕週の好コンディションも考えれば、ここは勝ち負けに期待していいだろう。前走・有馬記念で大敗したダメージは少なかったようで、1月23日に帰厩してからの動きは軽快そのもの。先週は川田騎手を背にオープン馬タイセイトレイルをアオる動きを見せた。ほぼ仕上がっており、今週は微調整程度で大丈夫だろう。
ワグネリアン(牡6、栗東・友道)は、2018年神戸新聞杯以来勝ち星から遠ざかっているが2019年ジャパンCで3着、昨年の大阪杯が0秒4差5着など古馬となって大きく能力が減衰した感はない。前走の宝塚記念が13着大敗に終わってしまったが、これはノド鳴りの悪化と極端に悪い馬場が影響したものだろう。ノドの手術を施したため休養は長くなったが、帰厩後の乗り込みは順調至極。開幕週の阪神芝11Fはベストとも思える条件だけに、復活の走りがあって驚けないところだ。鞍上は新コンビとなる武豊騎手が務める。
ほか、昨年のオールカマー勝ち馬で阪神コースとの相性もいいセンテリュオ(牝6、栗東・高野)、昨年の宝塚記念で3着に入ったモズベッロ(牡5、栗東・森田)、昨年このレースで3着に入るなど安定感が売りのステイフーリッシュ(牡6、栗東・矢作)、巻き返しを期す2019年の菊花賞2着馬サトノルークス(牡5、栗東・池江)らも上位進出を狙う。
■2月14日、東京競馬場で共同通信杯(GIII、芝1800m)が行われる。
ステラヴェローチェ(牡3、栗東・須貝)は、新馬戦こそ若さを見せて辛勝だったが、続くサウジアラビアRCが3馬身差快勝、前走朝日杯FSがグレナディアガーズに3/4馬身差の2着。サウジアラビアRCが力を要する不良馬場、朝日杯がレコード決着の高速馬場と馬場不問で走れているあたり、基礎能力は相当高そうだ。ここまで3戦すべてマイルだが渋太さが売りのバゴ産駒だけあって、1F延長程度はなんなくこなすだろう。良血素質馬が顔を揃える相手関係でも、実績で抜けているだけにここは主役を譲れない。休養を挟み、このレース一本に絞って1月中旬から意欲的に乗り込まれている。2週前に速い全体時計を出し、先週は折り合ってから終いに負荷を掛けられる須貝厩舎らしいメリハリの効いた調整を消化。申し分のない状態だ。
ほか、新馬戦、東京芝2000mの1勝クラス特別と目下無傷の2連勝で来ているエフフォーリア(牡3、美浦・鹿戸)、皐月賞馬エポカドーロの半弟で前走東京芝マイルの1勝クラス特別を勝ち上がったキングストンボーイ(牡3、美浦・藤沢和)、京都芝1800mの新馬戦を快勝したGI2勝馬アルアインの全弟シャフリヤール(牡3、栗東・藤原英)らにも注目だ。
■2月13日、東京競馬場でクイーンC(GIII、芝1600m)が行われる。
ククナ(牝3、美浦・栗田)は、重賞初挑戦だったアルテミスSでソダシに0秒3差の2着。向こう正面でゴチャつき、位置を下げる不利があったことを考えれば、2歳女王と遜色ない実力馬と言える。前走1番人気に推されたシンザン記念は4着に終わってしまったが、前残りの展開と馬場、そして自身大外枠から後方待機という位置取りが影響したか。牝馬同士、そして重賞2着がある東京マイルへ舞台が戻る今回はタイトル奪取の可能性濃厚。中京遠征からの中3週とあって中間の速い時計は1本のみだが、コースで素軽く動けてはいた。デキ落ちは考えなくていいだろう。
ほか、東京芝マイルの特別戦・赤松賞を快勝した良血馬アカイトリノムスメ(牝3、美浦・国枝)、気性面に課題は抱えるがデビューから2連勝の内容に大きなポテンシャルを感じさせたリフレイム(牝3、美浦・黒岩)、14着に終わった阪神JFからの巻き返しを期すインフィナイト(牝3、栗東・音無)らにも注目だ。
(Text:Nishimura)
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