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【佐藤壽恭コラム】リーチザクラウンが侮れない!

皐月賞では展開が向かなかったが、単騎逃げにさえ持ち込めば巻き返しは十分に可能だ。

 全てのホースマンが、その栄冠に憧れる“日本ダービー”。2006年度産駒の頂点に立つのは一体どの馬か。私も、今年の日本ダービーがどんな結末になるのか、今から楽しみでしょうがない。この気持ちは全ての競馬ファンに通じることだと思うが、レースを馬券という観点から見た場合、近年の日本ダービーは非常に難しいレースといえるだろう。  一昨年はウオッカが勝ったレースは、2着に14番人気のアサクサキングスが入り、馬連で何と“5万馬券”が飛び出し大荒れとなった。さらに、昨年は一番人気のディープスカイが優勝したが、2着は12番人気のスマイルジャックで、こちらも馬連で“万馬券”と高配当が飛び出すレースとなっている。  2着に入ったアサクサキングスとスマイルジャックに共通していることが、ともにきさらぎ賞で勝ち負けしていたということ。さらに、前走の皐月賞で大敗し人気を落としていたということだ。今年のメンバーでいうとリーチザクラウンがそれに当たるが、上記2頭と臨戦課程が酷似しているではないか。もちろん、これだけの理由でリーチザクラウンが本命にするわけではない。  リーチザクラウン陣営は早々から「ダービーは逃げる」と、発言しており、他の陣営にプレッシャーをかけてきた。皐月賞での大敗は単騎逃げができなかったことにつき、自分のスタイルに持ち込めば渋太いものがある。また、今週から東京の芝コースは、BからCコースに変わり、内ラチ有利な馬場状態にある。上手くスタートを決めて、グリーンベルトを通ることができれば、圧巻の逃げ切り勝ちも十分に可能だ。今週の追い切りを見る限り、馬の状態も申し分なく、実力に反して配当妙味が出そうな今回は絶好の狙い目だ。 (佐藤壽恭)

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