UMAJIN.net

おしらせ

【高崎武大コラム】ウオッカを負かす馬が果たしているのか…

無敵の女王ウオッカに死角はみつからない!! 

先週のダービーはかなりの悪馬場で行われたけど、今週も週末は天気が悪そう。せっかくのGIだから、爽やかな空の下で競馬を楽しみたいんだけどね…。 とはいえ天候や馬場状態では全く揺るがない本命のポジションの馬が今週はいる。もちろんウオッカだ。当然のようにこの大本命馬から話を進めよう。角居先生が「ドバイ帰りの疲れはまったく心配してないから、次が勝負」とヴィクトリアマイルの前に話してくれたが、あれだけ楽に勝ったのだから、大きく心配することはないだろう。春シーズンはココがピークにもってくるように調整してきたのは確実なだけに、死角の少ない有力馬には違いない。 その点、もう1頭の有力馬ディープスカイには若干の不安点がある。それは、状態面に関してまだ余力を残しているような気がして仕方のないところだ。 正直、大阪杯はデキ6分といった印象なので、それよりは上ずみを感じられるのだが、それでも8分から8.5分といった程度。計算高い昆厩舎なだけに、心のどこかに「マイルではウオッカに適わないかも…」と見越した仕上げと読んでいる。この馬はウオッカと違って、勝負は宝塚記念と考えているはずだ。 もう1頭不安な有力馬がいる。スーパーホーネット。大きいレースの前だというのに、馬自身の集中力が散漫になっている。佑介もなんだか自信がないように感じただけに、ここは思いきって軽視してもよさそうだ。 一方、デビュー以来最高の状態に仕上げられたのはカンパニー。なかなかGIで勝つところまでいかないんだけど、陣営もココがラストチャンスばかりに目一杯に仕上げてきた。ダービーを勝って勢いにのっているノリちゃんなだけに、本命にしてもいいと思っている。 以上でコラムを終わろうとしたのだが今日、一際輝く逸材を発見した。それが香港からやってきたサイトウィナー。完全にアルマダが“かませ犬”だとわかるくらい、ものすごいバネをしている。カリカリして気性の荒さが今まで出世を妨げてきたが、年齢を重ねて一気に本格化したよう。鞍上のプレブルも、オーストラリア出身と左回りの競馬をお手の物にしているだけに、一発日本の最強牝馬を負かすポテンシャルは持っているハズ。 高崎的にまとめると、有力候補としてウオッカ、カンパニー、サイトウィナーの3頭。次位にローレルゲレイロを含めた昆厩舎2頭といった感じで、締めさせてもらう。

おしらせ一覧

PAGE TOP