【新関コラム】今週は春のグランプリ宝塚記念！

　夏競馬開幕２週目に入り、引き続き福島・阪神・札幌の３場開催です。今週は、日曜日に阪神競馬場で春のグランプリ宝塚記念が組まれており、楽しみな週末ですね。早速注目馬を紹介していきたいと思います。 　今年は関東馬の参戦はわずか２頭と寂しくなってしまいましたが、いずれもGIホースだけに期待出来ます。 まずは、前走の天皇賞・春でGI初挑戦にして初制覇を飾ったマイネルキッツです。天皇賞・春を含め重賞は９回走って一度も掲示板を外しておらず、強敵が相手でも常に堅実に走るだけに、今回も侮れません。前走後は短期放牧でリフレッシュされ、２週前追い切りを美浦で行なった後、早めに栗東入りし調整しています。栗東入り後も順調に調整されているとの事で、楽しみです。 もう一頭の関東馬は、昨年のジャパンCを制したスクリーンヒーローです。今年に入って２戦４着、１４着と結果が出ていません。その敗因が不慣れな関西圏への輸送だったとしたらちょっと困り者ですが、3000ｍ、3200ｍという距離が敗因なら、2200ｍに短縮される今回は、全く心配要りません。状態自体は変わらず良いですから、ガラリ一変を期待したいですね。 　そして、先週から始まった２歳新馬戦から、今週も一頭注目馬を紹介します。今週の注目馬は、４月のブリーズアップセールで3100万円という最高価格で落札されたサトノホクトです。トレーニングセール出身だけあり仕上がりは早く、デビュー戦からいきなり蛯名騎手を配して阪神遠征ですから、陣営の期待度の高さもうかがえます。 　ブリーズアップセール出身馬と言えば、昨年の最高価格馬セイウンワンダーが朝日杯FSを制し、ダービーにまで駒を進めました。今年の最高価格馬サトノホクトにも、初戦から注目したいところです。 （新関 力）