今週の２歳戦「ここが見どころ」

今週も先週同様、土日の各場で１鞍ずつ、計６鞍の新馬戦が組まれている。 注目レースはやはり土曜阪神の芝1400ｍだろう。 ここには１０日の栗東坂路で５０秒５をマークし、ドラフトでも人気を集めたツルマルジュピター（牡、栗東・坂口則）が出走してくる。Ｃウッドで行なわれた１週前追い切りでも古馬相手に８０秒４のタイムで馬なり先着しており、態勢は万全だ。 ただし、このレースは１６頭の多頭数競馬となっており、その他にも評判になっている馬がデビューしてくる。 コルドバ（牝、栗東・笹田）はクラシック２冠レースの両トライアル重賞を勝ったマックスキャンドゥの仔。管理する笹田師は開業２年目だが、伊藤雄二厩舎所属時代で母のことは熟知している。ゆかりの血統でもあり、本馬の仕上がり、動きからも期待の１頭といえるだろう。 早い時期から活躍馬を出す「エイシン軍団」からはエーシンリジル（牝、栗東・野元）がスタンバイ。母はチューリップ賞など重賞２勝のエイシンルーデンスという良血で、最終追い切りでも良血の３歳馬トゥリオンファーレと互角の動きを見せていた。 サトノホクト（牡、美浦・鹿戸雄）はJRAブリーズアップセールにて最高額で落札された馬。言うまでもなく早い時期から仕上げられているし、昨年のセール出身馬セイウンワンダー級の期待もかかる。関東馬だが、宝塚記念に出るスクリーンヒーローの帯同馬として栗東入りし、しばらく栗東留学することから、今後も注目しておきたい。 その他、モンキーマジック（牡、栗東・石坂）、ベストブルーム（牡、栗東・森）、ポケットキャンディ（牝、栗東・平田）らも以前のニュース記事でお伝えしたように、注目馬に挙がる。また、このレースから編集部注目馬をPOGメルマガでお伝えするので、ぜひ確認しておいてほしい。 今週から各場でダートの新馬戦もスタートする。土曜札幌４Ｒでは育成から評判になっていたシルクタイムレス（牡、栗東・山内）に注目。この厩舎で藤田騎手というケースは毎年北海道で勝利を量産しているだけにここも好勝負だろう。相手は新馬向きの長所を持つ、ある１頭だが、こちらも馬名はPOGメルマガにて。 その他のダート戦は東西の新馬攻勢厩舎に注目。福島のダート戦、土曜５Ｒは国枝厩舎のタカラハーバーが評判になっている。阪神のダート戦、日曜４Ｒは混戦だがトミケンパルテイ（牡、栗東・坂口則）の仕上がりがいい。 日曜札幌４Ｒはシルクガブリエル（牡、美浦・矢野照）。日曜福島５Ｒはレベルの高い混戦だが、ウインマリアベール（牝、美浦・国枝）、スプンキーウーマン（牝、美浦・尾形）、ロジディオン（牝、美浦・萩原）らを注目馬として挙げておきたい。 ※UMAJIN-POGの指名馬選択期限はデビュー日の前日２３時５９分までとなっています。