【函館記念】有力馬1週前追いレポート

　今週末日曜日、札幌競馬場のメイン競走として函館記念が行われる。サマー2000シリーズの第２戦だが七夕賞経由組はほとんどおらず、実質第２の開幕戦とも言える構成だ。巴賞組と実績馬勢の争いになりそうなこのレース、有力馬１週前追い切りの模様を詳細レポート！　 インティライミ 　重賞３勝の実績馬だ。今期は長期休養明けを金鯱賞、宝塚記念と叩かれ成績こそひと息だが順当に良化を果たしている。北海道では初の競馬になるが、パワータイプの本馬は洋芝コースでこそ本領を発揮しそうな雰囲気だ。９日に函館へ移動し調整が続けられているが、順調そのものでキビキビとした身のこなしが印象的。１６日は函館競馬場の本馬場で追われたが、雨で渋ったコースのなか最後まで確かな脚取りを披露した。気合いも適度に乗っており、いい状態で臨めそう。 サクラオリオン 　前走、休み明けで臨んだ巴賞で差のない３着。それを含めて札幌芝では【1.1.1.0】とコースとの相性を誇る本馬が、１５番人気で激走した中京記念以来２つめの重賞タイトルを狙う。前走のダメージは少なく、軽めの調整ではあるが滞在している札幌競馬場で順調に調整されている。柔軟な動きを見せており、使われた上積みは確実にありそう。 マイネルチャールズ 　昨年の３歳牡馬クラシック戦線にフル参戦し、健闘したマイネルチャールズが菊花賞以来の復帰戦に挑む。放牧明けで１１日に札幌へ直接入厩、１５日にダートコースでいきなり４Ｆ５０秒６?１Ｆ１１秒９をマークしたように休養中に十分乗り込んでいた様子だ。叩き良化型だけにここは試金石のレースになるが、実績は最上位クラス。地力で押し切ってしまってもおかしくない。 マンハッタンスカイ 　休み明けで前哨戦の巴賞を制した本馬。叩かれた上積みを活かし、昨年３着（コースは函館競馬場）以上の成績を狙う。前走後、ややテンションを高くなる場面もあったが体調そのものは良好。滞在している函館競馬場で元気一杯の姿を見せている。「仕上がっているし、最終追い切りでサラッと流せば態勢は整うよ」と、陣営からも状態面に信頼を置くコメントが聞かれた。平坦・2000m・洋芝と本馬にとってベストといえる条件のここで、２つめの重賞タイトル獲りなるか。 （UMAJIN編集部） ※関連情報 ★騎手・競馬関係者ブログが満載の「ブログ王国」はこちら ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェック！ ★気になるあの馬の能力順位は？　究極の予想数値「指数Ｘ」は枠順確定後に無料公開開始！