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今週の2歳戦「ここが見どころ」

今週はオープン特別のラベンダー賞が注目の1戦だろう。 中央組では派手なマスクが話題となっているチェリーソウマ(牡、美浦・嶋田功)が有力な1頭だろうか。デビュー戦では軽快にハナを切り、そのまま後続に3馬身半の差をつけて楽勝していた。2歳の1200m戦だけにスピードは武器だが、過去10年のラベンダー賞で逃げ切り勝ちを収めたのは2頭となっていて、比較的、好位差しタイプの勝利が多いのがポイントだろう。 そのタイプとしてはキョウエイアシュラ(牡、栗東・矢作)。現時点では芝1200mの持ち時計はこの馬が一番となっており、ハイペースにも対応できそう。またコスモソルスティス(牡、栗東・中尾)もデビュー戦でいい決め手を見せていた。こちらも芝1000mの持ち時計が出走馬中最速となっている。 過去10年のラベンダー賞で5回の勝利を挙げている地方馬も当然勝負圏内。筆頭候補は栄冠賞で無傷の3連勝となったオノユウ(牝、道営・角川)だろう。こちらも栄冠賞の最後の直線で伸びてきた脚が力強かったのが印象的。ここまでの実績も素直に評価すべき。 なお、UMAJIN-POGでは地方馬の指名も可能となっていて、JRA競走および地方交流重賞出走時のポイントが有効となる。地方馬はポイント対象レースに初めて出走する前日までが指名期限となっているので、ラベンダー賞出走の地方馬を指名するのであれば、本日中に指名しておいてほしい。 新馬戦の注目は先々を見据えた血統馬が出てくる中距離戦をピックアップしておくべきだろうか。日曜札幌4Rの芝1800m戦にはフサイチエアデールの仔であるスクーデリアピサ(牡、栗東・白井)が登場してくる。セレクトセールでも評価されていた1頭で、管理する白井師もこの馬で札幌2歳Sまで狙っているというので、初戦から注目が必要だ。 このレースには同じノーザンファーム産で早くから評判となっていたスペースアーク(牡、美浦・堀)も出走してくる。母は英国GIIIの勝ち馬でGIでの入着歴もある活躍馬と、血統面も素晴らしく、直前の追い切りも芝コースで軽快な動きを見せていた。その他では成功例の多いサンデー肌のホワイトマズル産駒ロードオブザリング(牡、栗東・笹田)も挙げておきたい。 土曜札幌4Rの牝馬限定戦は少頭数ながら、一騎打ちの激突が観られそうな1戦。調教で前述のスクーデリアピサに手応え良く併せ馬を行なっていたネレイス(牝、栗東・沖)と松田博厩舎のPOG人気馬同士の併せ馬に先着しているアマファソンの2頭が人気を集めそうだ。 このレースにはTUBEのボーカル前田亘輝さんが馬主として初めてJRAのレースへ送り出すノブクィーン(牝、栗東・昆)も出走している。オーナーにちなんだ夏のデビューで話題性はあるが、人気2頭が強そうなここでの好勝負はややきびしいだろう。 土曜新潟5Rでは藤沢和厩舎の評判馬ラッキーダイス。葛西助手は「1回早い時期に入厩してゲート試験に受かって放牧へ。再度入厩してからも順調だし、自分から走る馬で手が掛からないね。スピード感ある走りで、実戦に行ってどれだけやれるのか楽しみ。昨年うちの厩舎で未勝利をレコード勝ちしたガンズオブナバロンよりも上で、ここは通過点でしょう」と自信を持っていた。 土曜小倉の牝馬限定戦からはクイーンフラワー(牝、栗東・荒川)か。最終追い切りも楽な手応えで先着を果たし、「2週前に使う予定もあったけど、ここまで待って正解。追うごとに馬体が絞れて、いい感じに仕上ったよ。もう少し追ってから重心を下げて走れるようになるのが理想だけど、バテないタイプで渋太さがある。いい雰囲気を持っているし、走ってきそうな馬だね」と佐藤助手は期待していた。 他にも今週は期待馬・評判馬の情報がUMAJIN編集部に届いている。残りの2頭は本日夕方配信のPOGメルマガでお伝えすることにしよう。

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