【新関コラム】サマー2000シリーズ第３戦・小倉記念もありますが…

　変則１２日開催の１回札幌開催が先週で終了したものの、今週から２回札幌開催に突入し、先週に引き続き新潟・小倉・札幌の３場で競馬が行なわれます。 　重賞は、日曜日に小倉競馬場でハンデ重賞の小倉記念が行なわれます。例年通り七夕賞からスタートしたサマー2000シリーズも小倉記念で３戦目。過去２戦はいずれも、関西馬＋栗東のジョッキーのコンビが勝利しています。 サマースプリントシリーズの開幕戦・函館スプリントＳも関西馬＋栗東のジョッキーのコンビが勝利しているので、そろそろ、関東馬、美浦のジョッキーの活躍も見たいところですが、残念ながら小倉記念の出走予定馬は全て関西馬＋栗東のジョッキー。関東勢のサマーシリーズでの活躍は、北九州記念に持ち越しです。 　小倉記念に関東馬の出走が無いという事で、今日は、日曜日の新潟メインレース・NST賞、札幌メインレース・UHB杯の注目馬を紹介したいと思います。 　NST賞の注目馬は、デビューから９戦全てで１番人気に支持されている、二ノ宮厩舎のダイワディライトです。２月の千葉Ｓでオープン初挑戦ながら、１分８秒７の日本レコードタイ決着から０秒２差の２着。当然、今回のメンバーなら持ちタイムは断然ですし、平坦の新潟コースも、先行して押し切りたいこの馬には合っているでしょう。５ヶ月ぶりの一戦になりますが、コース追いで再三時計を出しており、仕上がりに不安はありません。この馬の力を出し切れるだけの仕上がりだと思っています。 　UHB杯の注目馬は、久保田厩舎のモルトグランデです。オープンではなかなか勝ち星に恵まれませんが、芝1200ｍでは０秒５以上負けた事が無いように相手なりに走れる強味があり、展開ひとつで初オープン勝ち出来る可能性を秘めています。札幌でのレースも今回で２度目ですし、もう少しやれても良いと思いますよ。 　最後に注目２歳新馬ですが、今週は、堀厩舎のサトノディライトを紹介します。この馬は、昨年の秋華賞で１６番人気ながら３着し大波乱を演じたプロヴィナージュの半弟。すっきりとした馬体に仕上がっており、初戦から力を出し切れるデキにありそうです。早々と絶好調の内田博騎手を確保しており、陣営の勝負度合いも高いといえる一頭ですよ。 （新関 力）