おしらせ
【土曜中山メイン/紫苑S】“関東の大将格”デリキットピースに注目
今週末からいよいよ秋競馬がスタート! 開催初日となる土曜中山のメイン競走は、3歳牝馬による秋華賞トライアル・紫苑S(芝2000m)だ。春にターフをにぎわせた実力馬から、夏に力を付けた上がり馬まで16頭が参戦する。収得賞金の少ない馬にとっては、2着までに与えられる秋華賞の優先出走権をつかみたいところ。2枚の“切符”をめぐって、白熱した一戦になることは必至だ。 中心を形成するのはデリキットピース(牝3、美浦・鹿戸雄)。オークスでは6着に敗れたが、キャリア3戦目だったことを考えれば大健闘の部類で、管理する鹿戸雄師も、「オークスは見せ場十分の内容だったし、いい内容だった」と、愛馬を褒めちぎる。2戦目の忘れな草賞でも骨っぽいメンバーを相手に完勝しており、能力はメンバー随一だ。 この夏は充電にあて、美浦に帰厩後も調整は至って順調。9日の最終追い切りでも、坂路を4F52秒3?1F12秒3(馬なり)で登坂し、出走態勢は整っている。“関東の大将格”として秋華賞へ臨むためにも、ここは負けられない一戦となる。 フラワーC(GIII)勝ちの実績が光るヴィーヴァヴォドカ(牝3、美浦・勢司)もここが秋初戦。オークスでは10着に敗れたが、2400mはやや長かった感は否めない。距離短縮はプラスに作用しそうで、全2勝を挙げている中山へのコース替わりも好材料。開幕週の馬場も、逃げ脚質のこの馬にとって大きな味方となるはずだ。 上がり馬勢のなかでは前走の鳥屋野特別で古馬を相手に快勝したエオリアンハープ(牝3、美浦・宗像)が面白い。4月のフローラSでは大きく出遅れながらも5着と素質の片鱗は見せており、半姉に中山牝馬S勝ち馬ウイングレットがいる血統も魅力。久々を一度使った上積みも見込めるだけに、ここでも十分に争覇圏だ。秋華賞へ駒を進めるためにも2着以内がほしいところ。 ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切りニュースなど最新情報はこちらでチェック! ★ヴィーヴァヴォドカで村田騎手が、エオリアンハープで田中勝騎手が、ローザレーヌで丸田騎手が紫苑Sに騎乗! 公式ブログは要チェック! その他JRA騎手・関係者のホンネが読める「ブログ王国」をお見逃しなく! ★気になるあの馬の能力順位は? 究極の予想数値「指数X」は枠順確定後に無料公開開始!