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今週の2歳戦「ここが見どころ」

新馬戦で鮮やかな勝利を収め、「吉岡司の2歳馬チェック」で高評価されるなど、多くの関係者から評価されたリルダヴァル(牡、栗東・池江郎)が今週の野路菊Sで2戦目を迎える。やはりこのレースが今週一番の見どころだろう。 まず、主役と見られているそのリルダヴァル。今週の追い切りはCウッドで今週デビューの新馬グランドチャペルと併せ、79秒0?63秒5?50秒3?38秒1?12秒5の時計をマーク。最近の栗東Cウッドは比較的時計が出やすいとはいえ、かなり速い時計。ムチを入れることなく、追い出しただけで相手を交わしていたし、相手に乗っていたのが岩田騎手でこの馬には助手が乗っていたことを考えても、価値ある追い切り内容だった。新馬戦を使っての上積みもありそうで、2戦目のここもいい競馬を見せてくれそう。 相手候補となるのは札幌2歳S除外でここに回ってきたアマファソン(牝、栗東・松田博)。この厩舎らしく長めから終い重点の追い切りを消化し、ラストは11秒台。前走の距離延長で変わり身を見せたようにこの条件も合っていそうだ。 新潟2歳Sの除外組となるタイセイワイルド(牡、美浦・二ノ宮)も上位を狙う。三浦助手から「先々週で体勢は整っていたから、ここ2週は息を整える程度の調整。今週の追い切りは併せ馬のパートナーを突き放す好調ぶり。使われて敏感になっているが、折り合いに不安がない馬なので1F延長は問題ない。ここで好走してくれれば、今後が楽しみ」とコメントが届いている。 二ノ宮厩舎からはカンナSにトレモロも出走してくる。「デキに関してなら、前走以上と言えるね。走りに遊びのある馬だから、控える競馬もできそうだし、それほど大物感はないけどオープン特別くらいなら通用するよ。横一線のメンバーだけに体調面が重要になってくるからね」とこちらは二ノ宮師からのコメント。短期放牧をはさんでデキの良さも目立つ。 カンナSのその他の陣営コメントは週中のニュースでもお伝えしているので、そちらを再確認しておいてほしい。 新馬戦の注目レースはやはり日曜阪神5Rだろうか。ハットトリックの半弟エンクリプション(牡、栗東・角居)、樫2着チャペルコンサートの仔グランドチャペル(牡、栗東・池江郎)、リトルアマポーラの半弟セブンスコード(牡、栗東・平田)、ファシグティプトン・コールダーのトレーニングセール出身バルデッツァ(牡、栗東・中竹)など早くから評判となっていた注目馬が集まった。 ここでの中心馬候補とその関係者コメントは本日夕方配信のPOGメルマガでお伝えするので楽しみにしておいてほしい。 日曜中山4Rではエイシンゼウス(牡、美浦・久保田)が注目の1頭。今の時計のかかる坂路で51秒2は優秀な追い切り内容。特に12秒1のラストがしっかりしていた。新馬に辛口の蛯名騎手も、今回に関しては高評価しており、これは信頼できそう。評判のマル外の走りに注目だ。 変則3日間開催の月曜からは阪神3Rのタイガーバローズ(牡、栗東・中竹)をピックアップしたい。栗東の坂路で52秒台の時計を連発、しかも、いずれも一杯に追わずマークしたものだった。つきっきりで稽古をつける角田騎手も心肺機能や動きを絶賛しており、厩舎こそ違うが、同じ角田?バローズのアントニオバローズを髣髴させる。先週デビューの予定もあったが、騎乗停止明けの角田騎手を待ったかのようなスライドデビューにも勝負気配を感じる。 その他、今週は土曜中山未勝利戦にもウォンビーロング(牝、美浦・藤沢和)が登場など、各条件の2歳戦に見どころあるレースが揃っている。シルバーウィークの3日間開催でゆっくりとレースを楽しみたい。

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