おしらせ
ブロードストリートが“2強”の一角崩す/ローズS
20日、阪神競馬場で行われた第27回ローズS(GII・芝1800m)は、藤田伸二騎手騎乗の5番人気ブロードストリート(牝3、栗東・藤原英)が中団追走から直線で脚を伸ばし、残り100mで先頭に躍り出ると、外から一気に伸びてきた1番人気レッドディザイアの追撃をクビ差抑えて優勝。1分44秒7のレコードタイムで重賞初制覇を飾った。3着には10番人気のクーデグレイスが入った。なお、上位3頭には秋華賞への優先出走権が与えられる。 「STOP! ブエナビスタ」を高らかに宣言したのは、藤原英厩舎“3娘”の1頭、ブロードストリートだった。 逃げるメモリーパフィアが前半1000m58秒1のハイペースでレースを引っ張るなか、ブロードストリートは中団のインで折り合う。圧倒的1番人気レッドディザイアのすぐ前に位置を取り、じっくりと末脚を温存した。 4コーナーにさしかかると、外めを回ったレッドディザイアに対して、できる限りインに進路を取った。直線を向き、前の馬群をさばいてからは放たれた矢の如く一気の伸び。鞍上の叱咤に応えて真一文字に坂を駆け上がると、粘りこみを図るクーデグレイスを交わしさり、さらに大外から猛然と襲い掛かるレッドディザイアをクビ差抑えた。勝ちタイムの1分44秒7は、阪神芝1800mのコースレコード。価値ある1勝に、花を添えた。 「1頭強い馬を負かしたので、本番ではもう1頭に勝ちたいね」と、藤田伸二騎手はG?制覇に手応え十分だ。 桜花賞とオークスで1、2着し、春の時点で突出した能力を誇った“2強”。その一角を崩したブロードストリートが、本番の秋華賞で今度は三冠牝馬を狙うブエナビスタに土をつけるシーンが現実味を帯びてきた。 勝ったブロードストリートは、父アグネスタキオン、母フィラストリートで、半兄に青葉賞3着のフィニステールがいる血統。藤田伸二騎手、藤原英昭調教師ともに、同レース初勝利となった。 配当は馬連1,180円、馬単4,930円、3連複10,980円、3連単98,420円。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連情報 ★藤田伸二騎手の公式ブログ「藤田伸二の男道」は要チェック! ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェック! ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載! 史上最強の【ブログ王国】