おしらせ
イコピコが菊獲りへ名乗り/神戸新聞杯
27日、阪神競馬場で行われた第57回神戸新聞杯(GII・芝2400m)は、四位洋文騎手騎乗の7番人気イコピコ(牡3、栗東・西園)が、中団追走から直線で力強く伸びると、逃げ粘る3番人気リーチザクラウンに2馬身差をつけて完勝。2分24秒2のコースレコードで重賞初制覇を飾った。3着には5番人気のセイウンワンダーが入り、1番人気のアンライバルドは4着。なお、上位3頭には菊花賞への優先出走権が与えられる。 菊花賞の前哨戦を制したのは皐月賞馬アンライバルドでも、ダービー2着のリーチザクラウンでもなかった。春の既成勢力を尻目に先頭でゴール板を駆け抜けたのは、春2冠では出走さえ叶わなかったイコピコだった。 スタート直後、先手を奪ったリーチザクラウンが前半1000m60秒3と淀みのないラップを刻むなか、大きく離れた中団馬群でじっくりと脚を温存。4コーナーからアンライバルドなど人気上位馬が前を捕らえにかかるが、イコピコは焦らなかった。 そして、直線。ためにためた末脚が一気に爆発する。上がり3F33秒7というメンバー最速の末脚で豪快に急坂を駆け上がると、先頭を死守し続けるリーチザクラウンを並ぶ間もなく交わしさった。走破時計の2分24秒2は従来のコースレコードを0秒5も短縮する好タイム。文句のつけようのない完勝劇だった。 「聞いていたとおりの瞬発力でした。しっかりと折り合えばすごくいい脚を使うので、本番でも楽しみ」と、鞍上の四位騎手も笑顔が弾んだ。 馬名は、ハワイの言葉で「頂上に」の意。その名のとおり頂点へ手をかけたイコピコが、クラシック最終戦でも大暴れするはずだ。 勝ったイコピコは、父マンハッタンカフェ、母ガンダーラプソディで、近親にシンガポール航空国際C(星GI)を制したシャドウゲイトがいる血統。四位洋文騎手は昨年(ディープスカイ)に続く3勝目、西園正都調教師は初の同レース制覇となった。 配当は馬連3,790円、馬単11,750円、3連複15,610円、3連単132,480円。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェック! ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載! 史上最強の【ブログ王国】