おしらせ
伏兵スリーロールスが念願のGI制覇!/菊花賞
25日、京都競馬場で行われた第70回菊花賞(GI・芝3000m)は、8番人気のスリーロールス(牡3、栗東・武)が、直線で粘り強く伸びて2着フォゲッタブルをハナ差で制し勝利した。3着には2歳王者セイウンワンダーが入っている。 「混戦」と称された09年の菊花賞を制したのは、前走で1000万下の条件戦を勝ったばかりの伏兵・スリーロールスだった。 1番人気リーチザクラウンが前半1000mを59秒9とハイペースでレースを引っ張る中、スリーロールスは好スタートも4?5番手で控えて追走。リーチザクラウンが2番手に7?8馬身差をつけ軽快に飛ばすも、スリーロールスは慌てることなく道中しっかり折り合って脚を温存していた。直線に入り、ゴーサインを受けたスリーロールスはゴール前で鋭く伸び、脚色の衰えたリーチザクラウンを交わすと、フォゲッタブルの猛追をハナ差で凌ぎ先頭でゴールを駆け抜けた。 勝ったスリーロールスは、父ダンスインザダーク、母スリーローマン(その父ブライアンズタイム)という血統。2着フォゲッタブルも父ダンスインザダークで、96年菊花賞馬の仔2頭がワン・ツーを果たしたことになる。なお、浜中騎手はJRAのGI初勝利、および同馬を管理する武宏平調教師はJRAの平地GI初勝利となった(ジャンプGIは過去2勝)。 「夢にまで見たGIレースを勝利して最高な気分です。GIジョッキーの仲間入りをし、さらに上を目指すよう頑張りますのでスリーロールスと共に応援よろしくお願いします」と、浜中騎手はレース後のインタビューで喜びを爆発させ、今後への抱負を語っていた。 新しいヒーローが誕生した菊花賞。今後のスリーロールスと浜中騎手の活躍に期待したい! 配当は馬連9,410円、馬単20,140円、3連複46,070円、3連単316,950円。上位人気馬が着外に沈み、波乱の結果となった。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェック! ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載! 史上最強の【ブログ王国】