おしらせ
アブソリュートが新マイル王へ名乗り/富士S
24日、東京競馬場で行われた第12回富士S(GIII・芝1600m)は、道中で中団のインをじっくり進んだ田中勝春騎手騎乗の6番人気アブソリュート(牡5、美浦・宗像)が、直線で馬群の間隙を縫って先頭に立つと、最後方から追い込んだ11番人気マルカシェンクの猛追をハナ差抑えて優勝。1月の東京新聞杯以来となる、2度目の重賞制覇を果たした。3着は後方から追い込んだ15番人気マイケルバローズが入り、1番人気レッドスパーダは22キロの大幅馬体増が響いてか15着に終わった。 混沌たる秋のマイル路線に一筋の光を放つかのように、アブソリュートが府中の長い直線を切り裂いた。 出遅れ癖のあるマルカシェンクを除けば、各馬上々のスタート。スケルツィとファルケのマイネル両頭が先頭を窺うなか、アブソリュートは中団馬群の内で折り合いも良く、じっくりと脚を温存する。 直線ではどの馬が抜け出してくるのか予想もつかない混戦模様。その時、馬群の隙間を抜け出してきたのがアブソリュートだった。残り200m過ぎで敢然と先頭に躍り出ると、マルカシェンクの強襲をハナ差しのいでゴールイン。2つ目の重賞タイトルを手にした。 「ここで結果を出して、なんとかG?に向かいたい」 戦前、宗像師が口にした言葉どおりの結果となった。さぁ、次走は今秋の最大目標であるマイルチャンピオンS(11月22日)。新・マイル王の座はすぐそこだ! 勝ったアブソリュートは、父がタニノギムレット、母が94年フェアリーSなど重賞2勝のプライムステージという血統。田中勝騎手は05年(ウインラディウス)以来2度目、宗像調教師は初めての同レース制覇。また田中勝春騎手は18日の府中牝馬Sに続き、2週連続の重賞制覇となった。 配当は馬連25,590円、馬単51,870円、3連複160,550円、3連単2,192,750円。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連情報 ★田中勝春騎手の公式ブログ「カツハル日和」は要チェック! ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェック! ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載! 史上最強の【ブログ王国】