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今週の2歳戦「ここが見どころ」

まずは特別戦の見どころから。土曜京都ではオープンの萩Sが行われる。 注目馬の筆頭はヒットメーカー(牡、栗東・五十嵐)だろうか。新馬戦では野路菊Sを快勝し大物と噂されたリルダヴァルに敗れていたが、2戦目の未勝利戦では相手がいないとばかりに、2着以下に7馬身差をつけ圧勝。レコードのおまけまでついてきた。2週に渡って武豊騎手が感触を確かめ、好時計も出ている。過去2戦の内容からも、能力上位の1頭だろう。 リルダヴァルをものさしにするとすれば、野路菊S2着のコスモファントム(牡、栗東・宮)も侮れない存在。ダートを3戦しての未勝利脱出だったが、初芝の前走で上がり33秒8を使って、瞬発力勝負への対応力も示した。同距離の今回も好位からいい脚を使って上位を狙う。 特別戦の善戦組ではダノンハラショー(牡、栗東・松田国)、アマファソン(牝、栗東・松田博)らも好調をキープし、続戦。ここも掲示板には載ってきそうだが、新馬を勝ち上がってきたテイラーバートン(牝、栗東・角居)には他をまとめて負かしそうな魅力もある。 タスカータソルテの全妹という血統で、デビュー戦では中盤にタメをつくる逃げで、2着に5馬身差の逃げ切り。好メンバーの揃っていた新馬だけに、素質の高さが感じられる。中間もウオッカなど古馬との併せ馬を消化。ハナを切れなかった時にどうなるかという心配は残すものの、期待も大きく持てる1頭だ。 東京のくるみ賞からは陣営コメントを紹介。ダイワナイト(牡、美浦・池上)は「大型馬だけに、広い東京コースはいいですね。前走は控えて、差してきてくれたし、脚に自在性も出てきました」と師。 トレモロ(牡、美浦・二ノ宮)の前走は引っ掛かっていた。「レース後、ケロッとしていたから連闘を決めたよ。距離短縮はプラスだし、折り合えればやれると思うが、今は1400mでも長いかもしれないね。メンバーは弱いけど、上位はどうかな」と師は弱気だった。 福島のきんもくせい特別はベビーネイル(牡、美浦・藤沢和)が注目だろう。関係者からは「500万なら勝てる馬」とコメントがとれているし、ここは組みやすいメンバーという印象。焦点は勝ち方かもしれない。 新馬戦では、先週に引き続き良血馬の揃った1戦が組まれている。土曜京都6Rは楽しみにしているPOGファンも多いことだろう。 まずはニュースでもとりあげたジャポニズム(牡、栗東・池江寿)は前回の取り消し後、グリーンウッドへ放牧に出されていた。師は「グリーンウッドまでの馬運車でも暴れたけど、先週はトレセン内で馬運車に乗って20分ほど走ったり止まったりして訓練させた。だいぶ慣れてきたよ。競馬場に到着してからも馬房でイレ込まないか不安。とにかくここまで心配させる馬は初めてだよ」と話してくれた。ただ、素質に関しては「兄のドリームジャーニーより雰囲気を持っている。ジャーニーがピッチ走法に対して、こちらはストライド走法。無事にゲートインできれば楽しみだよ」と当然期待も持っているようだ。 ただ、ここにはPOGで人気の高い松田博厩舎のなかでも最も注目されているであろうアドマイヤプリンスニュースで紹介済みのサトノサウザー(牡、栗東・平田)、厩舎の評価も高いグランクロワ(牡、栗東・藤原英)やリヴィアローズ(牝、栗東・矢作)と相手も強力だ。次走以降の参考にするためにも、じっくりと観ておきたいレースだろう。 その他の新馬戦からも簡単に紹介しておこう。日曜東京3Rはバイナリースター(牝、美浦・大久保洋)に注目。入厩後は順調に調整され満足の行く仕上げ。調教では格上相手に全くヒケを取らない動きを披露して好素材をアピールしている。「馬格の割には素軽いスピードがあって、気持ちも前向き。先週、ウチの新馬が3着だったけど、それ以上の素質がある」とは厩舎関係者。今週の追い切りでは終い11秒台といかにも追って切れそうなタイプだ。厩舎のコメント通り、素直に初戦から期待したい。 次の4Rではディアアレトゥーサ(牡、美浦・畠山吉)が注目か。町田助手は「牧場でしっかり乗り込んできたし、トレセンに入厩後もすこぶる順調。坂路で楽に50秒を出しているように仕上がっています。ゲートもすぐ受かったように、素直な気性。どっしりとかまえて風格を感じるから、まず初戦から勝ち負けでしょう」と強気だった。 その他、今週は兄姉に重賞活躍馬がいる新馬も多くデビューしてくる。まだ、注目馬はいるが、そちらは本日夕方配信のPOGメルマガでお伝えすることにしよう。

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