おしらせ
【マイルCS】エヴァズリクエスト&サプレザ/海外馬レポ
今年のマイルCSには2頭の海外馬が参戦。イギリスのエヴァズリクエスト(牝4)と、フランスのサプレザ(牝4)。日本でもお馴染みムンロ騎手とペリエ騎手が、それぞれの馬に騎乗する。 まずは、10年ぶりに来日するムンロ騎手とコンビを組むエヴァズリクエスト。通算成績は25戦7勝。07年にパークS(愛GIII)、09年にプリンセスエリザベスS(英GIII)、リディアテシオ賞(伊GI)を制しており、2走前にはトルコでも重賞を勝っている。 実績的には申し分ないが、マイル戦の持ち時計は1分35秒7。課題は日本の高速馬場に対応できるかどうか、に、尽きる。しかしアンドリュー・ラーキン調教助手は 「今の京都競馬場のソフトな馬場状態はこの馬には合っていますし、もう少し軽くなっても、雨が降って重くなっても対応できると思います。あとは内枠を希望します」 と、不気味なコメント。希望通りの1枠1番に入っただけに、無視はできない存在だ。 もう1頭のサプレザは、フランスのR.コレ厩舎の管理馬。03年、エリザベス女王杯にタイガーテイルで遠征し、アドマイヤグルーヴ→スティルインラブに次ぐ3着と善戦。続くジャパンCにも緊急参戦し6着に好走した。日本競馬への参戦はそれ以来となる。 まだキャリアは浅く通算9戦4勝という成績。ただし5着以下は一度もなく、常に相手なりに走れる安定感が魅力だ。マイル戦の持ち時計は1分34秒3と、一見日本の高速馬場にも対応できそうだが、これはドーヴィルの直線競馬で記録したもの。過信は禁物だ。 ただしペリエ騎手は、自信満々にこう話している。 「フランスで騎乗して勝った時から、すぐにでも大きなところで活躍できると思っていた。自分からハミを取っていく性格なので、日本の速い競馬にも合っている。今回は母国の調教馬でフランスを代表して戦えることを光栄に思っているよ」 01年ゼンノエルシド、05年ハットトリックと、過去に2度マイルCSを制しているペリエの手綱。もしかしたら怖いのは、サプレザよりも日本を熟知したペリエの方かもしれない。 ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェック! ★気になるあの馬の能力順位は? 究極の予想数値「指数X」はコチラ! ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載【史上最強のブログ王国】