おしらせ
意地を見せたウオッカが堂々の勝利! しかし…/ジャパンC
29日、東京競馬場で行われた第29回ジャパンC(GI・芝2400m)は、ルメール騎手騎乗の1番人気のウオッカ(牝5、栗東・角居)が、2着馬オウケンブルースリの追撃を交わし優勝した。3着にはレッドディザイアが入った。 配当は馬連1,020円、馬単2,020円、3連複2,460円、3連単11,690円。 スタートから積極的にアサクサキングスとエイシンデピュティが先頭に立とうとするが、結局スピードの違いでリーチザクラウンが先頭に立ちレースを引っ張る形になった。2番手にアサクサキングスが控え、4番手にウオッカが位置する。一方、レッドディザイアは中団、オウケンブルースリは後方に位置して脚を温存。リーチザクラウンの1000m通過が59秒フラットというハイペースでレースは進む。勝負どころでまず動いたのが最後方に位置していたオウケンブルースリ。4コーナー出口で仕掛けられると徐々に加速、鞭が入ると一気にトップギアに。ウオッカは直線なかばまで追い出すタイミングを見計らっていたが、残り200mに差し掛かったところでゴーサイン、一気に後続を突き放しに掛かる。鋭く伸びて先頭に立ったウオッカだが、外目からオウケンブルースリが猛追、2頭が並んだところがゴールラインだった。およそ8分間にわたる写真判定の末、電光掲示板の最上位に「5」の数字が点る。現役最強馬・ウオッカが意地でハナ差の勝利をもぎとった。 これでウオッカはGIでは東京優駿(日本ダービー)や天皇賞(秋)を含む7勝目となり、シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクトと並ぶ中央のGI勝利数最多タイとなった。 なお外国からの参戦馬では、コンデュイットが4着と最高着順だった。 しかし、レース後の検査でウオッカに鼻出血があることが判明。外傷性ではなく肺からのもので、規則により向こう1ヶ月のレース出走は停止。ファン投票で第1位に支持されている暮れのグランプリ・有馬記念へのゲートインも不可能となってしまった。 ドバイへ3度目のチャレンジを賭け来期も現役続行か、ジャパンC制覇を花道として引退・繁殖入りか? 早ければ30日にも結論が下されるとのことだ。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェック! ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載! 史上最強の【ブログ王国】