フォゲッタブルが人気に応えて重賞初制覇／ステイヤーズＳ

　５日、中山競馬場で行われた第４３回ステイヤーズＳ（ＧII・芝3600ｍ）は、スミヨン騎手騎乗の１番人気フォゲッタブル（牡３、栗東・池江郎）が優勝。重賞初制覇を果たした。２着に１３番人気ゴールデンメイン、３着には２番人気モンテクリスエスが入った。 　配当は馬連6,730円、馬単9,010円、３連複10,030円、３連単59,510円。 　レースはまずマサライトがハナを主張。これにゴールデンメイン、イグゼキュティヴらが続き、人気薄の馬たちが先団を形成しペースを作る。フォゲッタブルは折り合いを欠く様子もなく、ちょうど中団あたりからジックリと競馬を進める。２周目３コーナー過ぎから徐々にペースが上がり出し、各馬が一斉に先行勢へと襲いかかる。フォゲッタブルも４コーナー付近から仕掛けられ、残り200ｍ過ぎで前が開くとエンジン全開。菊花賞で見せた末脚を彷彿とさせる鋭い伸びを見せ、先頭でゴール。伏兵ゴールデンメインが２着に粘り込み、馬券的にはやや波乱の決着となった。 　勝ったフォゲッタブルは父ダンスインザダーク、母は天皇賞・秋、オークスを制したエアグルーヴ。姉にはエリザベス女王杯連覇のアドマイヤグルーヴがいる。鞍上のスミヨン騎手は、キンシャサノキセキで勝利した今年のスワンＳ以来となる重賞２勝目。 　充実の秋を迎え、いよいよ頭角を現しはじめた超良血馬。グランプリに出てくるようなら面白い存在になってくるかもしれない。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェック！ ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載！　史上最強の【ブログ王国】