おしらせ
ラジオNIKKEI杯2歳S1週前追い切りレポート
今週末はクラシックを占う重要な2歳重賞、ラジオNIKKEI杯2歳Sが行われるが、本日は出走予定各馬の1週前追い切りについてレポートが届いているので、お伝えすることにする。 アドマイヤプリンス(牡、栗東・松田博) 今回は身体をいい意味ではスッキリ、悪い意味では肉が落ちたという感じで、ものすごくスマートに見せている。アグネスタキオンの仔で大物感があったのだが、使い込んで馬が薄っぺらくなってきたような気がする。もうひとつ切れるという感じもないし、体が芯からできていない気がする。現時点で高い評価をするのはかわいそう。本当に良くなるのは来年の暖かくなってからだと思う。とにかく今回はあまりにもスッキリ見せ過ぎていて、あまりいい印象は受けない。 アリゼオ(牡、美浦・堀) 17日の美浦南ウッドで内田博が騎乗し、68秒7?53秒2?39秒5?13秒5を一杯に追われマーク。2頭を追走して3Fで馬体を併せるかたち。直線はビシッと気合いをつけられると、しっかりとした反応を見せて先着。張りのある馬体も好印象で、上積みは十分。 ヴィクトワールピサ(牡、栗東・角居) この中間から筋肉のつき方が違ってきた。すごくいい筋肉がついてきて、体がすごく大きくなっている。その分、すごくパワーアップしているし、これはちょっとモノが違う感じ。動きもゆったりしているし、いかにも中、長距離向きの体のつくり。先週のローズキングダムも強かったが、この馬も来年のクラシックをどこかで勝ちそうな気がする。 コスモファントム(牡、栗東・宮) 使い出しの頃とは体のつくりが全然違う。コスモの馬なので、中間はマイネルの牧場に放牧に出ていたはずだが、向こうで相当乗り込んで鍛えてきたはず。以前はボテッとした感じで重苦しさがあったのだが、その辺が全くなくなったし、ムダ肉は全くついていない。馬がスリムになって走りやすい体つきになってきた。これなら体の切れが良くなって伸びが出てくるはず。これまでは芝はどうかというイメージがあったが、今なら芝にも十分対応できるはず。馬がいい方に変わって成長している。 サクラエルドール(牡、栗東・友道) 体のつくり、動きともにゆったりしていて、いかにも中、長距離向き。背中がすごくいいので体を大きく使い切れるし、柔らかみにも溢れている。センスの良さをすごく感じるし、この馬も今回は鍛え上げてきたぶん、筋肉がついてきているし、馬も肥えて大きくなってきた。ただ、ひとつ気になるのは前走にくらべてすごくテンションが上がってきていること。調教でも掛かる面が出てきたのがどう出るかだが、すごく大物感があって先々楽しみな馬。 ヒルノダムール(牡、栗東・昆) 筋肉がピンと張り詰めている。頭の高い走法ではあるが、すごくパワー溢れる動きをしているし、いかにも力がありそうな感じ。レースを使って馬はすごく良くなっている。 メイショウホンマル(牡、栗東・西浦) 前走を使って馬はさらに良くなっている。体も一段と張り、具合が良くなっているし、すごく大きなフォームで走れるようになっている。何より落ち着きがあるのがいい。カワカミプリンセスにだいぶ似てきた感じで、先々はオープンまで行くと思う。