おしらせ
2010年日本一早い2歳馬情報(牡馬編)
あけましておめでとうございます。 元旦よりUMAJIN-POGブログでお届けした2010年最速の明け2歳馬情報をこちらでもお伝えします。まず第1弾は牡馬編。お話をいただいたのはノーザンファーム事務局長・中尾義信さん。UMAJIN-POGスタッフからは血統などを限定せず、現時点で期待の高い馬や動きのいい馬をピックアップほしいとオーダーさせていただきました。 ディクシージャズの08 牡 父 アグネスタキオン 母父 トニービン 馬主 東京ホースレーシング 栗東・音無厩舎予定 ノーザンファーム森下厩舎育成 「父がアグネスタキオンでサイズも中型ですが、とにかく背中が柔らかい。トビも大きいですが、傍目で見るより実際はシャープな走りをします。父の産駒は残りが限られていますが、森下厩舎長の話からは、身のこなしなどからも距離が限られることなくオールマイティーに活躍をしそうな融通性があるとのこと。性格も至って穏やかです。2歳の早い時期も目指せますが、成長を見込んで2歳秋を目標にやっていきます。春のデキ次第では早めに下ろして、2歳重賞を目指すこともあるかもしれませんね」 キッスパシオンの08 牡 父 ディープインパクト 母父 ジェイドロバリー 馬主 金子真人HD 栗東・友道厩舎予定 ノーザンファーム森下厩舎育成 「兄にアドマイヤアゲインという馬がいます。父も違いますが、兄よりはいくらか小柄。非常に身のこなしやフットワークが柔らかいです。ワイルドラッシュの兄からディープインパクトへと父が変わった違いもありますが、他のディープ産駒とくらべても柔軟性がありますね。騎乗者の指示に素直に反応しますし、競馬にいってさらに馬が変わってくるんじゃないかという感触があります。現状では幅のあるほうではないので、これから体力や体格をつけてくれば、2000m以上の距離を得意とするタイプに育ちそう。そのあたりは母より父の影響が出ていますね。早い時期にレースを使おうと思えば目指せるだけの感じはありますよ」 シルクプリマドンナの08 牡 父 ディープインパクト 母父 ブライアンズタイム 馬主 近藤利一 栗東・橋田厩舎予定 ノーザンファーム林厩舎育成 「母はオークス馬。他の兄弟が今ひとつだった中で、この馬はいいですね。父の影響で小柄ではありますが、林厩舎に入った当初から他の1歳とは違って、1歳らしからぬ雰囲気を感じさせていました。今ではコースに入っていて、身体のサイズを忘れさせるくらい、とてもダイナミックなフットワークをしています。性格は真面目で背中も柔軟。将来は1800?2000mくらいで相当な能力を発揮してくれそうです」 マックスドゥイットの08 牡 父 リンカーン 母父 フォーティナイナー 馬主 キャロットクラブ 栗東・音無厩舎予定 ノーザンファーム林厩舎育成 「父リンカーンをよく知る林厩舎長が何もかも父によく似ていると言います。見た目の体つきも似ているし、独特な仕草もそっくり。乗った感触も同じ1歳の頃のリンカーンより、柔らかい身のこなしで、脚のさばきがスムーズな余裕のある乗り味とのこと。特に乗り味ではこの時期のリンカーンよりも上との評価。晩成で成功した父ですが、この馬は現状ではいくらか細め。他にくらべてもサイズは普通だけに、早い時期からいけるかもしれません。距離は父同様に中長距離が良さそう。林厩舎長は最後に思い入れを抜きにしても先々が本当に楽しみな1頭と言っていました」