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【今週の重賞】[鳴尾記念]有馬記念馬ブラストワンピース 復活なるか
6月5日、中京競馬場で第74回・鳴尾記念(GIII、芝2000m)が行われる。宝塚記念の前哨戦のひとつであり、15年のこのレースの覇者ラブリーデイは続く宝塚記念でも優勝した。今年は13頭が登録している。
ブラストワンピース(牡6、美浦・大竹)は、2018年の有馬記念優勝馬。前走・2020年の有馬記念は心房細動のため競走を中止しており、今回はそこから5カ月ぶりの復帰戦となる。古馬になってから、GIでは少し苦しい走りが続いているが、GIIでは19年の札幌記念、20年のAJCCと優勝しており、相手が一枚落ちとなるレースでは、力は上のところを見せてきた。今回はGIIIということもあり、これまで戦ってきた相手よりさらに楽になることが想定される一戦。何とか格好をつけたいところだ。
良血馬ブラヴァス(牡5、栗東・友道)は、大阪杯8着からの参戦。ここ2戦は結果が出ていないが、雨を含む重たい馬場が合わなかった印象があり力負けではなかった。良馬場の2000mという条件では、昨年の新潟記念の勝利など結果を残している。梅雨時の天候次第となるが、何とか良馬場でレースを迎えたいところだろう。好コンディションで走れればここでも十分通用する実力の持ち主だ
サンレイポケット(牡6、栗東・高橋忠)は、重賞戦線ではもう一歩のところまで行きながら勝ち切れないレースを続けていたが、前走・新潟大賞典では1番人気に推されていたポタジェの追撃を渋太い走りで凌ぎ切り、嬉しい重賞初勝利を飾った。左回りの中距離戦はベストの条件で、ここで「もう一丁」を狙う。
クラージュゲリエ(牡5、栗東・池江)は、今年の日経新春杯の3着馬。京都2歳Sを制した実績があり、この馬にとって2000mは相性のいい距離だろう。前走の中山記念では9着と敗れてしまったが、スタートを決めながら行き脚がつかなかったところをみると、ダービー以来の関東への輸送競馬で馬が戸惑ったところがあるのかもしれない。立て直され、関西圏で走れる今回、巻き返しを図りたい。
ヒンドゥタイムズ(牡5、栗東・斉藤崇)は、前走リステッド競走の大阪城Sを勝利しここに挑む。前々走のチャレンジCではレイパパレ、ブラヴァスに続く3着となっているように実力はここでも上位だろう。2カ月半の休養明けとはなるが、このクラスでは常にこういったローテーションで戦ってきた馬。その調整については陣営も十分心得ており、心配はいらないだろう。ここは重賞初制覇を目指すレースとなる。
(Text:Hiraishi)
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