おしらせ
【今週の重賞】[目黒記念]重賞2連勝を目指すグロンディオーズが人気の中心
■5月30日、東京競馬場で第135回・目黒記念(GII、芝2500m)が行われる。
ダービーのあとに行われる最終レースで、そこそこ妙味のある配当が飛び出る目黒記念。今年もメンバーレベルが拮抗しており、配当面含めてたのしみなレースになりそうだ。
グロンディオーズ(牡6、美浦・田村)は、3歳秋に重度の屈腱炎を発症し1年8カ月の長期休養を余儀なくされた。復帰戦となった昨年秋の六社Sでは、シロニイとの追い比べを制して勝利を飾っている。前走ダイヤモンドSでは、馬体重が12キロ増えていたが、レースぶりを見ても重苦しさはなく軽い脚捌きでぐいぐい伸びて先頭でゴールイン。復帰後順調にレースに使われているが、さすがに疲れが見えたため天皇賞・春を見送り、目黒記念を目標に調整されてきた。プール調教を続けながら2週前はウッドで併せ馬、1週前もウッド馬なりで3歳1勝クラスに楽々と先着し、疲れは取れたようで充実一途の気配だ。1年8カ月もの長期休養があっても再びターフに戻ってきたことを考えると、精神面、肉体面とも相当にタフ。前走のみならず、まだまだ重賞で活躍できる能力の持ち主なのだろう。重賞2連勝を期待したい。
ヒートオンビート(牡4、栗東・友道)は、桜花賞馬のマルセリーナを母に持ち、半兄にラストドラフトがいる血統。未勝利戦を脱するのに時間を要してしまったが、自己条件ではクラスにメドを立てながら大崩れすることなく着々と力をつけてきた。前走大阪-ハンブルクCでは初のオープン戦でも終始自分のペースでレースを運び、直線鋭く伸びたが、ミスマンマミーアにゴール手前で僅かに差されてしまった。仕掛けが少し早くなった分が影響したかもしれない。今回GII挑戦となるが、レベル的には大きな差はないメンバーが揃いそうなので、いつもの安定感を発揮できれば好走可能だろう。
ウインキートス(牝4、美浦・宗像)は、前走日経賞で15着に敗れているが、これは2周目の3コーナー付近で不利を受けてしまったことが大きかった。道中好位で手応えよくレースを運んでいただけに不完全燃焼なレースだったと言える。同馬は母父が短距離を得意とするボストンハーバーだが、ブルードメアサイアーとしてクロコスミア、イベリス、ファインルージュ、ダートグレード競走のかきつばた記念2連覇ラプタスといった多彩な馬が出ている。それだけに中長距離戦を得意としても何ら不思議ではない。半兄にはウインイクシードがおり、ウインキートス自身も中山が得意のイメージはあるが、注目したいのは父のゴールドシップ。産駒のユーバーレーベンが先週のオークスを制しただけではなく、同産駒の目黒記念の複勝率は36.4%と好成績。梅雨入りが早まって馬場が渋れば東京コースでも十分出番はありそうだ。
ほか、年明けからジワジワと力をつけて前走天皇賞・春でGIを経験したナムラドノヴァン(牡6、栗東・杉山晴)、東京コース7戦4勝で復活Vを目指すムイトオブリガード(牡7、栗東・角田)、前走メトロポリタンSでは長くいい脚を使って勝利を収めたゴールドギア(牡6、美浦・伊藤圭)などにも注目だ。
(Text:Funaki)
▽【関連リンク】
■【競馬サロン】“馬券賢者”「覆面馬主1号」氏 ◎ユーバーレーベンでオークス馬単4690円的中!
■【Weekly POG2020⇒2021】先週の結果を公開中!
■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ