おしらせ
【今週の重賞】[葵S]GII、GIIIではすべて3着以内のモントライゼ 重賞2勝目を狙う
■5月29日、中京競馬場で第4回・葵S(重賞、芝1200m)が行われる。
3歳スプリント路線の拡充を図る観点から、2018年に新設重賞としてオープンから昇格した本競走は今年で4回目を迎える。早い時期から活躍してきた完成度の高い馬が好走傾向だ。
モントライゼ(牡3、栗東・松永幹)は、朝日杯FSでは逃げの手を打って10着に敗れたが、GII、GIIIの3走では馬券内に好走しており、実績からも力上位。前走ファルコンSでは内有利前残りのレースで中団外目からジワジワと脚を伸ばして3着に食い込んだ。休み明けでまだ余裕残しだったことも考えれば、今回はそれ以上の好走が見込めそう。3走前の京王杯2歳Sでは後ろの馬に向く流れだったが、前目でレースを運んだ同馬が押し切り勝ちを収めた。展開不問でレースに対応できるあたりは能力の高さを窺わせる。ヨカヨカがレースを引っ張る中、好位で控えられれば差し切ってしまう可能性も高いだろう。
ヨカヨカ(牝3、栗東・谷)は、2歳6月にデビューし、8月中には無傷の3連勝と早くから活躍。完成度とスプリント適性ともに高い一頭だ。阪神JFはマイル戦で距離が長いと見られていた中、能力でカバーし5着に健闘。さすがに前走桜花賞では短距離馬にとってはキツい流れとなり大きく負けてしまったが、今回は得意距離に戻って仕切り直しとなる。今まで戦ってきたメンバーと比べると相手関係はだいぶ楽。逃げ先行が有利となるこの舞台で巻き返しに期待したい。九州産馬としては15年ぶり、熊本産馬としては初の平地重賞制覇をここで成し遂げられるか注目だ。
サルビア(牝3、栗東・鈴木孝)は、前走ファルコンSでモントライゼにアタマ差及ばずの4着。安定感のある先行力が魅力で、前述したように逃げ先行有利になる今回の舞台なら展開面もフィットするだろう。鞍上は新馬戦、次のりんどう賞で手綱をとった福永騎手に戻る。福永騎手の中京芝1200mの成績は勝率35%、複勝率61%(過去5年)と、得意舞台で心強い。うまくエスコートしてもらえば前走以上がありそうだ。
ほか、橘Sで4馬身差をつけて快勝したダディーズビビッド(牡3、栗東・千田)、どの位置からでも末脚を活かせるレース対応力の高さが魅力なロングトレーン(牝3、栗東・佐々木)などにも展開ひとつで出番がありそう。
(Text:Funaki)
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