おしらせ
共同通信杯1週前追い切りレポート
今週末は3歳重賞、共同通信杯が行われるが、本日は出走予定各馬の1週前追い切りについてレポートが届いているので、お伝えすることにする。 《栗東》 タイセイレジェンド(牡、栗東・矢作) 休み明けになるが牧場で相当乗り込まれていたのか、大型馬でも動きに全く重苦しさがない。身のこなしも柔らかいし、大型馬特有のモタつくようなところもない。トモの蹴りも力強いし、身体をうまく使って走れている。札幌当時の馬体を見ていないので比較はしづらいが、無駄肉がなく、動きやすそうな体つき。落ち着きがあるのもいいし、ちょっとモノが違うと思わせる雰囲気がある。 ダノンシャンティ(牡、栗東・松田国) この厩舎にしては馬体の成長を促すために、レース間隔を開けてじっくり調整されている。フジキセキ産駒は馬体が肥えてくると走る傾向があるが、この馬も胸前に厚みが増してきているし、腰、トモ回りの肉づきが良くなってきた。実の入りが良くなって、ボリューム感を増した馬体。前後のバランスもとれてきている。調教でも馬の後ろでチップを被せる調整の効果か、我慢して走ることを覚えてきた。闘志を出しながらも折り合い面で進境を感じるし、使い出しの頃に比べると心身ともに成長してきている感じ。 《美浦》 アリゼオ(牡、美浦・堀) 1月28日に南ウッドで83秒8?68秒2?53秒2?38秒7?13秒1をゴール前仕掛けられて計時。先行していたとはいえ、直線は古馬500万のフォーレイカーを寄せつけない絶好の切れ。余力を持って2馬身引き離した。躍動感のある走りで、引き続き好気配といえる。 アースステップ(牡、美浦・勢司) 1月27日に美浦ポリで76秒0?59秒6?43秒9?14秒1を馬なりでマーク。間隔が詰まっていることもあって軽めの内容。動きに硬さはないが、全体的に迫力不足の印象がある。次週のひと追いで変わってくるかどうかだろう。 カシマストロング(牡、美浦・高市) 1月27日に南ウッド67秒1?51秒7?37秒5?12秒5の時計を強めに追われ計時。コース追いをとり入れ、動きは活発になった印象。1週前追いきりも併せ馬で軽快な伸び脚を見せていた。馬体の張りも良く見せており、デキは決して悪くない。 タイムカード(牡、美浦・清水英) 1月27日に美浦ポリで67秒7?52秒7?38秒7?12秒5。高橋智騎手が騎乗し、強めに追われた。2週続けて併せ馬で先着しており、特に先週は終いの反応が素晴らしく、一直線にスパッと切れた。気合いも十分でいい状態を保っている。 ダイワアセット(牡、美浦・的場) 1月27日に美浦ポリで71秒5?55秒0?41秒1?13秒4。的場騎手が騎乗して、馬なりで調整。前走後の初時計になるが、激戦続きの疲れか、フットワークにバネがなく、覇気が感じられなかった。肌つやもひと息で良化は薄い印象。 ハンソデバンド(牡、美浦・尾形) 1月27日に美浦坂路で52秒6?36秒9?23秒9?12秒0を馬なりでマーク。蛯名騎手が騎乗し、併せ馬で追われたが、一杯に追われる3歳1勝馬の僚馬ウエスタンディオを持ったまま圧倒。最後は4馬身引き離した。心身共々かなりピリッとしてきており、さらなる上昇気配を見せている。 ロジサイレンス(牡、美浦・萩原) 1月27日に美浦坂路で51秒4?37秒9?24秒9?12秒4。柴田善騎手が騎乗し、馬なりで計時した。古馬500万キングスビレッジとの併せ馬だが、手応え優勢のまま最後は1馬身の先着を果たす。身体を大きく使ったフットワークは迫力十分で、実戦を叩いた上積みが窺える。 ロジスプリング(牡、美浦・萩原) 1月27日に南ウッド69秒4?53秒7?40秒2?13秒7。横山典が騎乗し、馬なりで調整。併せ馬で追われたが、折り合いに苦労することもなく、終始リラックスした走り。ラストも無理せず馬の気にまかせたが、力強いフットワークでしっかりと駆け抜けた。見栄えのする馬体は相変わらずで、順調にきている印象。