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【フェブラリーS】有力馬1週前追いレポート
今週末の日曜日、東京競馬場のメイン競走として今年最初のGIレース・フェブラリーSが行われる。昨年のJRA最優秀ダート馬の登場に芝GI戦線で実績を残してきた強豪らのダート戦初参戦と、多士済々のメンバーが揃い、話題は盛り沢山。出走を予定している有力馬たちの、1週前追い切りの模様を詳細レポート! エスポワールシチー 昨年のJRA最優秀ダートホースがここから始動。前走のJCダート(GI)では、後続に3馬身半差を付ける圧巻のVを決め、交流を含めGI3連勝。4連勝目を狙う今季初戦へ向けての調整過程はいたって順調だ。10日、栗東坂路で追われ、4F52秒2─37秒4─24秒0─12秒0(一杯)。前走後少し楽をさせたのか、お腹まわりに多少の余裕を感じられるが、動き自体は力強く、GIホースらしさを見せていた。最終追い切りできっちりと仕上がるだろう。 サクセスブロッケン 前走は大井の交流GI・東京大賞典だったが、ゴール前強敵ヴァーミリアンとの大接戦をハナ差で差し切り勝ち。中間は自厩舎で調整されてきた。10日、栗東Pコースで追われ、5F67秒2─11秒2(一杯)。併せたダノンスズラン(3歳未勝利)に先着した。仕掛けられると大きなアクションを見せ、躍動感に溢れたフットワークが印象的。馬体も厚みを増しており、更に充実した印象。連覇に向け視界は良好だ。 ローレルゲレイロ 昨年は高松宮記念、スプリンターズSと春秋のスプリントGIを連覇した短距離王が初ダートに挑む。思わぬ大敗を喫した前走の香港スプリント後、順調に着地検疫を終え1月中旬に栗東TCに帰厩した。10日、栗東坂路で藤田騎手を背に追われ、4F49秒3─36秒6─24秒7─12秒7(一杯)。この日の一番時計をマークしたように、前走の疲れは感じられず元気一杯。馬体を大きく見せており、ここにきて更にパワーを付けてきた印象。 グロリアスノア 前哨戦の根岸S(GIII)を快勝し、重賞初制覇。休み明け2戦目となる今回は更なる上積みもたっぷりで、勢いに乗ってのGI制覇を目指す。12日、栗東Pコースで追われ、4F58秒3─13秒7(馬なり)。間隔が詰まっているため、軽めの調整になったが、馬体の張りや、毛ヅヤは満点。好調子を持続している。 スーパーホーネット 芝ではGII4勝、GI2着3回。芝の実績馬がダート戦に初めて挑んでくる。今回は昨年の安田記念7着以来、8カ月半ぶりの一戦となるが鉄砲実績があり、いきなりから力を出せるタイプ。10日、栗東CWコースで追われ、6F81秒3─14秒3(一杯)。併せたマカニビスティー(3歳オープン)に先着した。仕掛けてからの反応がひと息だったが、このひと追いで変わってくるはず。 リーチザクラウン 昨年はクラシック三冠の全てに出走し13着、2着、5着。その後は古馬の強豪が揃ったジャパンC→有馬記念に挑戦したが、激しい気性がネックとなり9着、13着と大敗が続いた。今回は距離を一気に短縮、マイルのダート戦で一変を狙ってきた。10日、栗東Pコースで武豊騎手を背に追われ、6F75秒7─11秒5(強め)。併せたロザリオ(古馬1000万下)に大きく先着。仕掛けてからクビが低くなり、パワー溢れる走法で満点の動きだった。折り合いさえ付けば、ダート初戦でも好走の可能性は高いだろう。 テスタマッタ 昨年の大井の交流GI・ジャパンダートダービーの覇者で、前走の交流GI・川崎記念は3着。明けて4歳を迎え、また一段とパワーを付けてきた。10日、栗東CWコースで追われて、5F68秒3─12秒2(強め)。もともと筋肉質の馬体だが、今回も躍動感満点の動きを見せた。気合乗りも満点。 スーニ 昨年、名古屋で行われた交流GI・JBCスプリントの覇者。14日、栗東CWコースで追われ、5F69秒7─12秒0(馬なり)。馬体にボリューム感があり、また一段と逞しくなった感がある。余力十分ながら重心の低いフォームで駆けぬけ、前走時を上回るデキを感じさせる レッドスパーダ 前走は芝のマイル重賞・東京新聞杯(GIII)を勝ち重賞初制覇。初めてのダート戦となるが、魅力一杯の挑戦だ。10日、美浦坂路で追われ、4F52秒4─38秒5─25秒1─12秒4(馬なり)。完歩の大きいフットワークで登坂し、素晴らしい動きを披露した。調教では常に動くタイプだが、前走を快勝した後さらに上昇していると見ていいか。 ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェック! ★気になるあの馬の能力順位は? 究極の予想数値「指数X」はコチラ! ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載! 史上最強のブログ王国も要チェックです!