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【今週の重賞】[ユニコーンS]青竜S勝ち馬ゲンパチフォルツァが連勝での重賞制覇を狙う
6月20日、東京競馬場で第26回・ユニコーンS(GIII、ダ1600m)が行われる。過去6年の勝ち馬を見ると、いずれもその後GI級レースを制しており、ダート路線の登竜門と言えるレースだ。
ゲンパチフォルツァ(牡3、美浦・堀井)は、前走の青竜Sを快勝。それまで2戦して2敗だったマイルへの対応を不安視されていたが、3度目の正直で結果を残した。勝ちタイムの1分36秒1は優秀で、良馬場の青竜Sに限定すると過去最速の勝ちタイム。2月のヒヤシンスSでは5着と敗れているが、青竜Sと比較してタイムが1秒以上遅かったことから、マイルの速い流れで後続に脚を使わせるようなレースがこの馬にとってベストである可能性は十分に考えられる。メンバーを見ると先行志向が高い馬が何頭かおり、速い流れになりそうなのは好材料だ。
ラペルーズ(牡3、美浦・藤沢和)は、2月のヒヤシンスSの勝ち馬。その時に使った上がり3F35秒0という脚は特筆すべきもの。世代限定戦の東京ダート1600mで上がり3F35秒以下の脚を使った馬は、2003年の東京競馬場改修以降ではこの馬以外に4頭しかおらず、その顔触れもベストウォーリア、サウンドリアーナ、ノンコノユメ、タガノビューティーと錚々たるものだ。前走の青竜Sでまさかの11着に終わったのが案外だが、出遅れた上に接触があり、内枠で砂を被ったこともあってか、全く前に進んでいかないようなレースぶりだった。力上位なのは間違いないので、スムーズに運べれば巻き返しの可能性十分。
ルーチェドーロ(牡3、美浦・高橋裕)は、函館2歳S2着、全日本2歳優駿3着と重賞路線で堅実な走りを見せてきた。前走端午Sでは7番人気と伏兵評価ではあったが、前崩れの展開を上手く立ち回り、2着レディバグに1馬身3/4差をつけ快勝した。スタート後二の脚がつかなったところを見ると、追走が楽になる距離延長はマイナスにはならないだろう。父マクフィにJRA重賞初勝利をプレゼントできるか。
国際派ピンクカメハメハ(牡3、栗東・森)は、サウジアラビアで行われたサウジダービーの勝ち馬。UAEで行われた前走のUAEダービーでは10着と敗れてしまったが、立て直されてここを迎えることに。日本のダートを初めて走ることになるが、世界を股にかけるその実力をここでも披露してくれるのか注目。
カレンロマチェンコ(牡3、栗東・高柳大)は、前走昇竜Sを逃げ切り勝ち。このレースでも先手を主張することが予想される。スムーズに逃げることが出来れば渋太いレースを見せてくれる馬。1Fの距離延長がカギとなるが、自分の形に持ち込むことができれば、そのままゴールまで粘り込むシーンがあっても驚けない。
クリーンスレイト(牡3、美浦・久保田)は、前走の1勝クラスが鮮烈な内容。前崩れの展開とはいえ、4角14番手から直線だけで前を行く馬をまとめて交わす派手な勝ちっぷり。また、勝ちタイムの1分36秒4は、同日に行われた2勝クラス立川特別の決着タイムより0秒3も速かった。前がやりあうような流れになれば、前走の再現が見られるかもしれない。
そのほか、連勝中のケイアイロベージ(セ3、栗東・野中)や大井から参戦するイグナイター(牡3、大井・福永敏)など多彩なメンバーが激突するこのレース。今後のダート路線を占う意味でも要注目だ。
(Text:Hiraishi)
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